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5.「あなた」「蒼い夜」「別れの雨音」



「あなた」


あなたが好きだった

どこまでも自分に正直に

私だけを愛してくれていた

あなたを私は好きだった


あなたを愛していた

いつまでも私だけを

抱いていてくれた

あなたを私は

愛してた


好きだったのは

愛していたのは

あなた


あなた一人だけ










__________________


「蒼い夜」


半袖が少し肌寒く感じた

秋の日の夕暮れ

見上げると

空は瑠璃色に染まってた

山に一陣の風が吹き

何処までも透き通る

蒼い夕べは私の中に

溶け込んで……










__________________


「別れの雨音」


水色の雨に降られあなたの胸に抱かれて

私達はあの日、別れた


雨は容赦なく

二人を叩いた


降る雨の冷たさは私達の激情すら嘲り

刺す雨の冷たさに私達は天を仰ぎ

決して結ばれない運命を

共に呪った


どうして

何故、出逢ったのだろう


私達はそれぞれに帰るべき家がある











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― 新着の感想 ―
[良い点] 「別れの雨音」が短いながら、とても刺さる詩で、雨に濡れた服が肌に纏わりつくような感覚に襲われました。
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