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40.「シンデレラの夜」「ずるい男」「エピローグ」



「シンデレラの夜」


電話をかけて

あなたを待つ


3分…5分……10分

そして

三時間……


鳴らない携帯でんわ

鳴らなかった携帯


昇華できない想いは

どこまで流されて行くのだろう


そして0時の鐘が鳴る

灰かぶりへと戻る私は

今宵もまた独り

眠りにつく










__________________



「ずるい男」


好きな女は抱きたいと

あなたは言う

ひとつになって初めて

男と女だと……


けれどあなたは

ずるい男


私を愛しいと呟くその口唇くちびる

同じ言葉をあまたの女に

囁き続ける


あなたは本当にずるい男










__________________



「エピローグ」


もう幾度となくふたり

同じ空間

同じ時間

共有しているのに、何故

あなたの目は虚ろに漂い

心な異空を彷徨っている

言葉さえかけられずに

ただじっと手の平握り

そうしてまた私一人が

どうしようもなくなる











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