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30.「初夏の風に」「砂の城」「壊れる」「来ない明日」



「初夏の風に」


どうしても

何があっても別れられない

そう心底思っていた

あなたは私にとって誰よりも

かけがえのない人だった

あれから

二度目の夏が巡り来て

あなたの姿はなく

私は風に吹かれ、一人

佇んで……










__________________



「砂の城」


この恋は成就しない

あなたの気持ちは私にはない

その残酷な真実は

ずたずたに私の躰を切り裂いて

唯、心を蝕んで

ああ、あの輝いていた時

眩しかった想い出は、今

砂の城のように

崩れて行く










__________________



「壊れる」


こころが壊れた

からだが壊れた

あなたを想い

唯、涙零れる

初夏の夕暮れに

わたしもまた

こわれてゆく










__________________



「来ない明日」


泣けてたまらない

涙しかない

虚ろな心で

未来のない

明日を待つ











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