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16.「愛をする人」「夢の告白」「あの冬」
「愛をする人」
愛する人を忘れ
恋することも忘れ
愛し愛される歓びも忘れて
この荒涼たる無味乾燥な世界で
ただ、あなただけを探し続けて
今日も私は一筋の光を糧に歩き出す
あなたが此の世に生きている喜びと
あなたを愛することができる幸せを
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「夢の告白」
目も見えず
音も聞こえず
言葉を発することも叶わない
無色透明な世界で
ただ、あなたの面影だけが浮かび
見たことのないあなたの幻が見え
聴くこともないあなたの声が聞こえる
そんな不思議な世界で
私はあなたに告白する
「あなたのことを愛しています」と
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「あの冬」
北風が私の躰の中を吹き抜ける
あなたと別れた冬がまた訪れる
