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13.「女の涙」「守ってあげたい」「風に舞う」

今回は全て「Boy’s side」男の子視点です。



「女の涙」


はらはらと冷めやかに

はんなりとひそやかに


それはもう遠い昔

淡く清廉な記憶の中で

水色の儚い女の涙を

君はずっと流し続ける


君に手を伸ばして

その涙に触れて

君を抱き締めていたら

君は……


僕は今もまだ君を愛している

君はもう何処にもいないのに










__________________



「守ってあげたい」


ひかえめではかなげで

いつも淋しげな微笑みを湛えている

おとなしやかな君でも

好きな男には触れられたいと

思っているのか

そんな妄想にばかり駆られて

現実は言葉さえかけられない

情けない俺だけど

真実抱き締めたいのは君

君一人だけ








__________________



「風に舞う」


僕を見つめるその瞳は

水のように冷めやかなのに

貴女の躰は火のように熱い

けれど風を抱くように

貴女はいつもするりと

風に舞う鳥のように鮮やかに

僕の腕から逃げてしまう

僕の心を見透かすように

僕のものにはならないと












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