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11.「幾千の……」「Ｉｆ」「熱視線」
「幾千の……」
どうして
あんなにも無防備で
いられたのだろう
どうして
あんなにも無神経で
いられたのだろう
どうして
あなたの心に
気付かなかったのだろう
どうして……
悔やんでも届かない
幾千と降り注ぐ何故
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「Ｉｆ」
もし、あの夏結ばれていたら
繰り返し 繰り返す 疑問符
淡いピンクが似合う幼過ぎた聖少女
彼の人だけを見つめ
彼の人をのみ想い
全ては彼の人だけの為だった
写真もない
ブレスレットも捨てた
残されたのは若かりし日の
忘れ得ぬ姿だけ……
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「熱視線」
あなたの瞳は
あの娘を追う
私を見つめる
ことはなく……
