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異世界で絶望する  作者: 希望と絶望
4/5

運命の出会いの話

 貴方は運命の出会いをした事がありますか?感じたことはありますか?貴方が感じたことがあってもなくてもどちらでもいいのですが、これから始まる物語はたった1つの例。よく聞いておくように···


「んん。」


 真夜中の暗い部屋の中で1人起き上がった。


「あれ?私死んでない?」


 咲だ。


「此処は?さっきまでゴブリンに襲われてたはずなんだけど?」


「あぁ、起きたか。身体は大丈夫かい?」


「あっはい。大丈夫です。あの貴方は?」


「済まない自己紹介がまだだったね。僕はハル。よろしくね。」


「(かっこいいなー)」

 爽やかな笑顔の栗毛の少年はそう言った。


「よろしくお願いします。私は咲です。」


「よろしくサキ。」


「あのぉ私は何故ここに?」


「僕が依頼で薬草採取してる時に、君が森の中で倒れてたのを見て、運んで来たんだよ。僕の家にね。」


「依頼ってことは冒険者ですか?」


「うん。そうだよ。」

「あと、ここは街の中ってことでいいんですね?」


「うん。冒険者が1番多いと言われている街マティアだよ。そういえば、いい忘れていたね。ようこそマティアに僕は君を歓迎しよう。」


「ありがとうございます。ところで私はゴブリンに襲われてたはずなんですけれど、ゴブリンは貴方が倒したので?」


「いや、僕は何もしてないよ。僕が行った時にはゴブリンは全員倒れてたからね。君強いね。」


「(あれ?他の誰かが倒してくれたのかな?まぁ取り敢えずいいか?)」


「僕からも1ついいかな?」


「はい。」


 少し申し訳なさそうにハルが言った。


「敬語をやめていいよ。敬語を使われる立場じゃないしね。」


「はい。分かりました。気をつけます。」


「それだよ。それ。うんでいいよ。」


「う、うん。分かった。」


「「ふふっアハハハハ!」」


「そんなに緊張しなくてもいいのに。」


「うん。そうだよね。」


 そして、2人は、日が出るまで話、笑いあった。2人にはしっかりとした信頼関係が出来たのだ。


「じゃあ、行こっか。まずは教会に。」


「ほんとに、冒険者登録も教会の寄付も払って貰っちゃっていいの?」


「いいよ。いいよ。君と冒険者を一緒にやりたいし、ステータスも気になるし、何より君が好きだからね。」


 咲の顔はリンゴよりも真っ赤になった。


「と、と、取り敢えず分かったから、教会に行こうよ。うん。」


「あはは。うん。行こっか。」


こうして2人は教会に向かった。

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