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序章

初投稿です。

 今より少し昔の話。『魔力』と呼称されるエネルギーと物質の中間的な性質を持つ物質が発見され、乗り物や家電など、ほぼ全てのモノに魔力が使われるようになった。


 もちろん、それは武器とて例外ではない。圧縮した魔力を物理的な弾丸として打ち出す魔力銃から、魔動戦車、魔力爆弾まで。


 そして、体内で魔力を循環、変換し、体外に放出する。『魔法』が生み出された。


 新しい力を手に入れた人間は、必ずそれを使いたがる。第一次魔法大戦が起こることは必然の事であった。


そして、世界は魔力に汚染される。


 地上は魔力によって暴走した生物、『魔獣』が闊歩し、人類は地下へと移住することを余儀なくされた。



◇ ◇ ◇




「なんかやる気削がれるんよなぁ……」


貨物輸送用線路のど真ん中で狂ったように暴れている討伐対象。


それもファンタジー、というよりはファンシーと形容するべきデフォルメされた熊のような外見である。


言うなれば、日曜の朝から放送している子供向け番組のマスコットキャラみたいなフォルム。


だが、どうも縮尺がイカれているようで、全長およそ成人男性の3倍の化け物はどう贔屓目に見てもマスコットには相応しくない。


「ま、あんまりぼやきなさんな。単位落とすよかマシだろ?」


能天気な隊長の声が、今は無性に腹立たしい。何が悲しくて休日を返上して魔獣退治なんぞせねばならんのか。


「えー、こちらE組3班。敵さんを確認、これより交戦を開始する」


隊長は乱暴に無線を切り、小銃を構える。


「さて、補習開始といきますか」

感想やアドバイスをして頂ければ幸いです。

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