3話:双子の妖精
今回召喚です、まだまだ至らないところばかりですがよろしくお願いします。
早速生前よりこちらの世界のが気に入りかけてるクロタムです。
やっぱり異世界だからなのか自分の名前が不自然でしょうがないですね転生者だからかな?
まぁいろいろありました、フェルやリルムやノエルが魔法を覚えて約一年が経ち俺も5歳になりました、5歳の誕生日になるとエルフ族の決まり事で妖精を召喚します。
本来人間で妖精を召喚できるのは召喚のための魔具を揃えられる、お金持ちの貴族や冒険者の中堅以降の魔法使いだけですが、俺は拾われた時から精霊の欠片を封じた魔具を持っていてその指輪二つを使うので問題なしです。
お父さんが元気な声で応援してくれます。
「クロ、頑張れー」
「クロちゃんファイト!」
エルフの決まりなのか5歳になった日の召喚の儀式には家族以外の者が居る前では行なってはいけないらしい、ものすごいのを召喚したりしたら問題になるかもしれないからとのことだ。
今は誕生日の日の早朝だ、日が出てすぐに起きて召喚魔法を行なっている
召喚魔法にはいろいろと準備がいる魔方陣や魔具それから強い魔力がたまっている部屋が必要になる
「母さん、父さん行きます!」
父さんが書いた精霊召喚用の魔法陣の上に指輪を二つ置いて陣に自分の血を垂らして妖精言語で呪文を唱える
「そなたらの身の片割れはここにある、魔具の力に導かれ、我が血我が魔力に魅了されし精霊よ今ここに我が魂を求め現れよ」
エルフが使う召喚用の魔法陣は言霊で魔方陣が発動して光り出す、魔方陣が魔力を徐々に奪っていく、それに合わせて魔方陣は光を強くしていく陣に置かれた指輪の一つが力強く黒い光を放ち、もう一つの指輪がその光を飲み込むように白く光り出す
魔力を吸われ続け苦しくなってきた、どのぐらいの時間がたっただろう突然指輪の光が止み魔方陣の光が部屋を包む
「これは驚いた」
父さんが驚愕した顔で言う
魔方陣に立っていたのは黒髪の女の子と白髪の女の子だった、二人とも5歳位の体格で俺とそれほど変わらないように見える、けど黒髪の子の頭からは、羊みたいなクルッとした白い角が生えていて背中やお尻にも悪魔みたいな羽と尻尾を生やしていた、白髪の子は天使みたいな羽が背中から生えていた、二人の顔や体型は全く一緒で双子をのように見えた。
二人がこちらに向かって
「よろしくね、ご主人様♪」
「よろしくお願いします、ご主人様」
気分良さそうに悪魔が挨拶して天使が礼儀正しく挨拶した。
俺は呆然としたまま魔方陣の上に立つ二人を見たまま両親に問いかける
「父さん母さん、悪魔と天使も妖精なの?」
母さんは硬直していたみたいで父さんが答えてくれた
「驚いた、まさか高等妖精を召喚するなんて」
どうやら父さんには俺の声が聞こえて無いようだった。
「再生や誕生を司る、闇と始まりの妖精です♪」
「私は死や消滅を司る終わりと光の妖精です」
満面の笑と上品な笑顔で自己紹介された、この時俺はどんな顔をしていただろう
「指輪の持ち主だったクロムです、よろしくお願いします」
ФФФФФФФФ
「ビックリしたぞ、まさか闇と光の上等精霊が召還されるなんてな」
「お母さんも驚いたわ、召喚されてすぐに人型になって標準語を話す妖精なんて初めて」
召喚した後二人とは無事契約して、今は親睦を深めるために五人で朝ごはんを食べている
左から悪魔、父さん、母さん、天使の順にすわってる
「お母様は料理がお上手なんですね」
天使が笑顔で言うと母さんは嬉しそうに天使と料理の話をし始めた。
「ご主人様そのスープ要らないなら私がもらっちゃうよ」
悪魔が楽しそうな顔で俺のスープを取ろうとする
「勝手に主人のスープを取るな、てか天使や悪魔も妖精なの?」
「私たちは天使でも悪魔でもないよ姿は好きに変えられるから角も羽も消せるし、ただ主人様ごのみの格好で召喚されただけだよ~♪」
いやらしく笑いながらこちらに顔を向ける
「嘘つくな、子供の俺にそんあ趣味はない」
「今はどうか知らないけど私たちは前のご主人様を知ってるのよ何でもじゃないけど結構いろんなこと知ってるんだよ♪」
気まずい顔になる俺をニヤニヤしながら悪魔が見てる
「なるほどだからそんな格好をしてたのか、お前たちは他に何を知ってるんだ?」
言葉を濁しながら聞く
「前のご主人様の情報とこの世界の常識や魔法を一部ご主人様と私たちの成長によって知識やスキルは開放されていくんだよ♪」
なるほど、つまり俺や二人のlvが上がれば開示される情報や使えるスキルや魔法が増えていくのか
「ちなみに二人はどんな魔法使えるの?」
天使が母との会話を中断してこちらを向く
「今現在私が使える魔法は、ヒールや防壁といった援護系それから攻撃系多数です」
「私はシャドークラフトにダークウォーターそれから毒や麻痺の異常状態系と物が沢山入る空間とか私生活に役立ちそうな補助系かな」
天使がそう言えばといったふうに喋り始める
「それから妖精一人とその主人で行える妖精魔法は今のご主人様では難しく、今後ご主人様が成長すればご使用可能になれるかと思います、一番重要なのは三人揃わないと使えない特殊妖精魔法など、特殊スキルのウエポン生成などはlvが上がれば一人でも使えるようになりますがlvが低いうちは三人揃わ無いとご使用になれません」
lv低いうちには神からもらった特殊スキルは三人揃わないと使用できないってことかな?
「そういえば二人の名前は?」
「召喚された妖精は主人が名前を決めるのよぉ」
父と話していた母が教えてくれた
生前人に名前を付けることなんか一度もなかっとので正直困る
「ん~どんな名前にしよっかな~」
「可愛いの付けてね♪」
「ご主人様が良いと思う名前をお付けください」
パッと思い浮かぶファンタジー風の名前でいいかな
「じゃあ黒いほうがプリシラで、白いのがルシエラでどうだ?」
二人が嬉しそうに笑ったあとに席を立って俺にお辞儀する
「「これから末永くよろしくお願いします」」
召喚だけに一話まるまる使うとわ思いませんでした、魔法よりか召喚の方が先に書きたかったので書いちゃいました、魔法を覚えたらプロローグを終わりにしたいと思います。
感想や指摘どしどしまってます。