じゃあね
今日は特別な日だ!
まもなく、ぼくはきみとお別れする。
短い間だったけれど、きみと過ごした時間は忘れないよ。
ぼくがきみを選んでくれたこと、すごくうれしかった。
でも、ぼくはずっと前からきみを知っていたけどね。
何度も、ぼくの前を行ったり来たりして、
通り過ぎるきみに何度も話しかけようと思ったこともあるけれど、
恥ずかしがり屋のぼくには、無理でした。
いつか選んでくれると信じて、
ずっと待ってたよ!
ぼくと一緒に、どきどき、はらはら、泣いたり笑ったり、
いろんな所に行ったね。
途中でいろんな事件が起きて、ちょっときみを困らせちゃったけど、
最後は何とかなったでしょ。
ぼくは、また別のどこかに行くけれど、
きみの事は忘れません。
だから、きみもぼくに会いたくなったら、
いつでも来て欲しい。
ぼくは、いつも同じ場所にいるからね。
たぶん、きみが大人になっても、何とかそこにいるようにがんばるからね。
思い出したら、またぼくを選んで下さい。
あ、1つ言い忘れていた事があります。
ぼくは、きみと過ごせる時間は2週間だけど、
次に予約の人がいなければ、もう2週間延長ができます。
ぼくは、図書館の本なんで、お別れしてもまた会えるよ。
じゃあね。でもやっぱりお別れはつらい。
だから今日は特別な日。




