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かみ
深夜一時。やっと仕事が終わり自宅に帰ることができた。あまりの疲労に、食事も摂らずに電気を消しベッドの上に横たわる。
一人暮らしの部屋はやけに狭く感じ、しかし仰向けになり見つめる天井は広く感じる。
自分以外誰も寝ない布団は、主を冷たく迎え入れた。
ごろん、と壁側に寝返りを打つ。すると、消したはずの明かりがついた。
スイッチの接触が悪かったのだろうか。物憂げにゆっくりと起き上がり、ベッドから降りる。
ふと床を見ると、さっきまでは無かった違和感を覚えた。
床には、人間の長い毛髪が一人分散らばっていた。
呆然と立ち尽くしていると、ブツンという音と共に電気は消え、部屋は闇に包まれた。
あとがき。
読んでくださってありがとうございます。
初めて書いたホラーです。
淡々と書くのが好きです。
でもそれだと字数が足りなくなってしまい、これ以上書いたら蛇足になるなあ…でも足りないから投稿できないなあ…と悩みました。
この後もこんな感じの話が続きます。
怖い話に季節なぞ関係ありません。
春夏秋冬、眠れぬ夜の供などにどうぞご利用下さいませ。