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ダメな巫女娘に悪魔の加護を。  作者: 琴吹 風遠
XXX
162/446

XXX.ほんの少しだけ私の話を

 どうも、私です。


 私とは本作品の主人公神前 滉樹でも

御前 小恋でもありません。私は私。

作者の琴吹 風遠です。


 なぜここで私が出てくるのかと言われると

あとがきを書くべきだと思ったからであり、

決して話の腰を折るためではありません。


 まず、最初に言わなければならないのは、

私が2年ほど小説を書かなかった理由を

数少ない読者のために説明しておきたかった

からです。活動報告か何かで書くべきなの

でしょうが、私が手掛けている小説が

これだけなので、もういっそここに書いて

しまおうかと思います。何か病に伏していた

というのであれば特段ここで話すべきでは

ないのですが、残念ながらそうではないので。


 理由は淡白で書けなくなったからです。


 話は頭の中にあります。まず最初に主人公を

おいてヒロインとエッセンスを加えればあとは

勝手に色々と動いてくれて、一話が完成する。

そうやって今まで私は小説を書いていましたし、

これからも同じように書いていくと思います。


 ですが、直近の話である副会長と神前の

話だけはどうしても書けなかったのです。

いえ、確かに私の中にヴィジョンはあります。


 それを「文字」として発現させる力が

足りなかったのです。


 一度書けば一度消して、二度書けば

二度も消して、そして自分の小説に対する

スキルに皮切りをつけ、三度目どころか

二度と書けなくなりました。


 書きたいと思うほどに書けない。

息苦しい日々が続き、ずっとこのサイト

「小説家になろう」ごと見たくないと

思うようにもなりました。


 そうして2年がたったのです。


 ではなぜいきなり話を更新しだしたのか

と言われると、それもやはり書きたくなった

から、それだけにつきます。


 事の発端はつい近日、小説とは関係なしに

ちょっとした自分の趣味について、数回分

コラムを書いたのですが、それが意外と多くの

方々の目に留まり、最終的には小さいながらも

賞もいただきました。


 それを通して私は、まだ何かを書きたい、

そして描きたい意思があるのだと自覚しました。


 そこからネット小説であったり、紙の小説を

から、「あぁこういう表現いいな」とコラムの

ネタみたいな感じで読み漁るようになります。


 そんななか、ふと思いたち


「自分はどういう小説を書いたんだったか」


 と思うようになり、作者でありながらも一から

この小説を丁寧に一言一句読んだんです。



 面白かったです。


 私が読んだどの物語よりも刺さりました。


 「昔の私スゲー」と褒めたいぐらいに。


 そしてそんななか153話まで読んだときに

話が止まりました。2年前の最後の琴吹 風遠が

書いた話です。


 トップスピードで読み続けて急停止したこの

物語に対して私は、かつての私を罵倒することは

なく、ただただこう思ったのです。


「続きが読みたい」と


 きっとそれは私だけの感情ではないというのも

わかっています。そして、その続きを私だけが

知っていたのですから余計に。


 だから私は、続きを書くために、この物語を

終わらせるために逃げたくはないと思ったのです。


 待たせて申し訳ありません。私は元気でした。

ペンが握れない ……いえ、キーボードを打てない

ぐらい憔悴しきっていたとはいえ、私には書く

意思が残っています。


 だからもう少し、私のために待ってください。


 いつかこの話を終わらせます。それがまたいつか

遠い未来かもしれませんが、私の小説のために

待っていてください。


 でないと、読者に顔向けができません。


 ちなみに、この物語は主人公たちの一年生が

ちょうど終わり、分岐点に差し掛かりまして、

もう半分で終わる予定です。


 あとがき、というよりかは中書きになりますね。


 それに構想も既にあります。最後はこの物語に

ふさわしい綺麗で最高の結末にできると思います。

それが書けるのはいつになるかはわかりませんが。


 ひとまず長くなりすぎるのでここで脇役である

私は書き手として、裏方に戻ろうと思います。


 最後に読者であるみなさまに一言、いや二言。


 待たせて申し訳ありません。


 そして、お待たせいたしました。


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