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ダメな巫女娘に悪魔の加護を。  作者: 琴吹 風遠
飄々?
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139.食い止めよう

「ココ? どうしたの?」

「来なくていい!」

「ヒッ、う、うん……え、何?」


 この角度だったら俺の身体に刺さった包丁は

見られない。これをミコに見せるわけには決して

いかない。


 それは単に、女の子でグロテスクなものを

見せるのをためらったわけではない。理由は

俺が悪魔だからだ。


「あ、やっぱり大丈夫なんだ」

「須田、お前」


 やっぱり。ということは須田は俺の正体に

気が付いていたのか。一体何が目的なんだ。


 俺の身体から包丁が勢いよく抜かれる。

そして軽くたらりと傷口から血を流したと

思えば傷口はすぐに癒えた。


 こんな人間離れした回復をミコに見せるのは

流石に霊感ゼロのミコだったとしてもダメだ。


「ちょっ、ココ何かあったの!?」


 須田が抜いた包丁には俺の血が流れる。それを

汚れのように拭う。そして再び、俺に凶器を

振りかざす。俺はそれに合わせて身構える……


 いや! これは違う! これは俺じゃない!


「ミコ!」

「へ? 何?」

「よけr」


 ドス


「「!!!!」」


 人肌に刺さる鈍い音は……しない。須田の

あのモーションは俺に向けてのとどめでは

なかった。「五月蠅い虫を仕留める」ための

ものだった。


「へっ?」


 ミコは何が起こったかすぐに理解していない

ようだ。そりゃそうだろうよ。気がついたら

目の前のテーブルの上に包丁が物騒に刺さって

いたら誰だって訳が分からないなんて顔を

するだろうよ。それでもすぐに何が起こったか

わかったようだな。それでパラノイアを起こさない

だけやはり屈強な精神力を持っているんだな。


「ミコさん、ちょっと黙ってて」

「須田、くん……?」

「ははは、そんな顔をしないでよ。せっかく可愛い

 のにダイナシじゃないか」


 須田、おまえ一体どうしたんだ……? これは

テンプレートなセリフではあるがそうも言いたく

なる。さっきまで台所で楽しくクッキングをして

いたやつが包丁片手に襲ってきたらそうなる。


 そしてもう一本の包丁を腰から取り出し、再び

構える。もう一本あると言うことは、はなから

一つは投げるつもりだったのか。俺があの感覚を

受け取ったから襲ったなんてことではなく最初から

俺たちを仕留めるつもりだったってことか。


「よっ」

「!!?」


 重い荷物を持つような掛け声をかけるが、そんな

悠長なものではない。場面違いの掛け声で俺に

向かって包丁を突き出す。が、これは警戒していた

だけあって反応ができた。刺される寸でのところで

須田の腕をつかみ止める。


「須田、おまえ…… なんなんだよ!」

「僕かい? 僕は僕だよ。須田 拓也だよ」


 ダメだ。こんな質問したところで何か解決案

なんて出てくるはずなんてない。


「ココ! 須田君がどうしたの!?」

「ミコ! 近づくな! 須田は……」


 俺は一つの仮説の元、ミコに伝える。


「なにかに憑かれている!!」

「なっ!?」

「ほぅ、ご名答」


 俺の体に包丁を突き刺して、すぐに治癒する

この体の構造を理解していた。ならばこいつは

俺と同種だ。同種じゃなかったとしても

悪魔や霊とかかわりのある現象だ。


 それにあの土砂のように流れ込んできたあの

負のイメージ。あれも悪魔や霊特有のものだと

仮定づけれる。


「あまり僕の家で暴れないで欲しいなぁ。

 ならっ!」


 掴まれた腕ごと俺の身体をなぎ倒す。俺の悪魔

としての基礎ステータスと五分に渡り合える力。

やはりこれは悪魔や霊の仕業で違いないだろう。


「ったっ!」

「ココ!!」


 その拍子に俺の身体に向いていた包丁は外れた。

が、須田の目的は俺じゃない。ミコだ。


「ミコさん、そんな怯えないでよ」

「ミコ、逃げろ!」

「う、うん」


 この居間から出てすぐに曲がれば玄関だ。それに

しても足がすくんで動けないなんてことにならない

だけ、本当にその点だけ男らしいよな。あ、そうか

これは完全に姉譲りのものか。それなら納得だわ。


「逃がさないよ」


 そう言って再び、スローイングの姿勢に入る。

そうはさせない。させてたまるかよ。


「……神前君、君ってやつは」

「須田、お前も俺のこと”知ってる”んだろ?

 ならこうするに決まってるだろうが」

「はっ、やられたよ」


 そんな体制を崩したところで別に次の攻撃が

できなくなるわけなんてない。ならやることは

一つしかない。


 武器をなくすしかない。


「まさかこんな止められ方をされるとはね。

 君は本当に面白いなぁ」

「きっ、今のお前には言われなくない」


 俺の腕から血が流れる。これは包丁があたった

のではない。当たりに行ったのだ。さっきも

言ったが俺の身体は悪魔特有の頑丈な作りに

なっている。こんな風に包丁が腕にぐさりと

いったところですぐに治る……と思う、多分。


 多分、というのは俺の身体については実を

言うと詳しくは知らないからだ。ある程度は

治ると自負しているだけで、こんな連続で切り

つけられたりしたときはどうなるかはわからない。

頭に鈍器をぶつけられても大丈夫だったし、これも

自慢の治癒で何とかなってくれるだろう。


 が、「痛み」は別枠だ。痛いものは痛い。


「っ!!」

「あぁ、痛そうだねぇ」

「ココ!!」


 俺の事を心配してくれるのか。この程度なら別に

大丈夫だし、俺がこうしなければミコが危なかった

っていうのにな。


 だが、俺が切られるところは見られてしまった。

何とかしてこの回復の過程を見せないようにも

しなくては。その前に……!!


「ミコ、俺はいいから逃げろ! そして早く

 会長に連らk……ぐっ!!」

「ダメだねそれは。早くどけてくれないかな?」

「この……野郎」

「その威勢とタフなのは認めるよ。流石だ」


 俺の身体に再び、包丁が刺さっている。さっき

投げたものはまだ刺さっているし、これで包丁は

三本か。どんだけ隠し持っていたんだよお前。


「神前君、逆に聞きたいね。君は一体なんなんだ?

 こんなに僕の邪魔ばかりするなんて」

「こっちのセリフだ……須田! お前こそ一体何が

 目的で襲ってくる!」


「それは教えられないなぁ。それは僕が僕である

 ためにしなくちゃならない。そのためとだけ

 言っておこうか」


 自分が自分であるため……?


 俺の身体に二本の包丁が刺さっている。血も

かなり失った。脳に必要十分な血が回らず、その

言葉の意味が分からない。


「そろそろどけてもらおうか」

「いやだね」


 俺は何としてもミコが逃げ終わるまで耐える

必要がある。それまで持つといいのだが……


 ミコは逃げれたか、と思い後ろを振り向く。


「……ミコ、なんで」


 ミコは逃げていない。なんで……なんで!!


「ミコ! 早く逃げろって言っただろ!!」

「おや、怯えているのかな」

「俺が須田を抑えておくから逃げろって言った

 だろ!!」


 あれ? そう言ったか? ダメだ、覚えてない。

それだけ切羽詰まっているし、それだけ考えられる

だけの余力と血がない。


「ココ……」

「俺は大丈夫だから。大丈夫……だから、早く

 逃げろ。俺が止められる間に……早く!!」

「でも、ココの身体g」


「いいから逃げろっつってんだろうが!!!!!」

「ヒッ」

「俺に構わずにとっとと俺を見捨てて行け!!

 そんなに俺が大事かよ!! 大丈夫っつったら

 大丈夫だから早く!!! 早く!!!」


 強く言いすぎた。あぁ、今のセリフで一気に

脳内の血量が減った。が、あのバカ部長にきつく

押すにはこうするしかない。


「でも」

「でももくそもあるか!」

「わ、私は……私は」


 俺の背中ですくっと立ち上がる音が聴こえる。

目の前の須田はさっきから俺への力の加え方を

一切緩めない。死なないと分かっているなら

痛みを与え続けようかと言わんばかりに。


「す、須田、君」


 後ろでミコが言う。その手には……


「こ、ココを離して……」


 ミコの利き手にはさっきまでテーブルに刺さって

いた包丁が。そして冷え切ったカラカラの声で

そういった。


「それは僕を脅しているのかい?」

「そ、そう」


 目を真っすぐに向けたまま二回うなずく。その

目は獲物を狩る獣の眼光なんかとは程遠い、

小動物の最後の慈悲の目をしていた。


「……ミコ」

「わ、私は、異能部の部長! 部員が大変なら

 助けなきゃ、ならない」

「ミコ、それは……」


 俺がミコに言ったセリフだったはず。部員なら

大変なことになっているのを助けてやれと。

だが、それは一番今言ってほしくなかった。


「私はココから助けてもらってばっかりで、その

 おかえしなんて一つもしてない。なのにここで

 ココを置いて逃げるなんてできない!!!!」

「おぉ、威勢がいいなぁ」

「須田君、何かに憑かれてるなら助けてあげる。

 だから今はココを離して。おねがい」

「あー、それは……」


 ぐっと包丁を押し込める。俺もそれに耐えるように

声を呑む。


「僕のことを邪魔したんだ。それを飲むことは……」

「っ!!」


 驚いたの須田、ではない俺だった。俺の隣にいきなり

鋭利なものが突き出されたのだから。突き出したのは

俺でもなければ、須田でもない。ミコだ。


「わっ、私はホンキだよっ! だ、だからっ!!」

「……」

「須田君、なんでこんなに私たちを憎んでいるかなんて

 わからない。けれどそれはダメだよ。私の大事な

 大事な部員……ううん、大切な友達を傷つけるのは

 やめて。何が苦しいのかを私たちで解決するから、


  もし、霊に取り憑かれているなら私がなんとか

 するから。


  本当に私たちが嫌いなら、今日のことは全部

 忘れるから。


  今だけは、


  ココを離して!!


  私は……ぜったいに逃げない!!」


 その声も震えたままで、威勢のかけらもない。

それでもその言葉はこの場にいる二人には

しっかり聴こえた。


「ちっ、うるさいなぁ。神前君、君からやろう

 と思ったけど気が変わった。ミコさん、君も

 面白いよ。実に実に面白い。だから先に


  殺してやる!!」

「!!」


 ミコはその気迫に逃げない。声がどんなに

震えていようが、今にも逃げ出しそうな足の

形をしていようが、面は須田を見続けたままだ。

逃げないと決めたんだ。俺を必ず助けるんだと

言わんばかりの顔と姿勢だ。


 俺の腕から包丁を抜き取り、俺を跳ね除けて

須田がミコに向かって突撃する。包丁は殺意の

塊をもってミコに向かっていく。


 ザスっ!!!


「……!!」

「……」


 ミコがあまりの恐怖に目をつむった。だが

構えた包丁はミコに刺さっていない。もちろん

ミコが構えていた包丁も須田に刺さっていない。


「はぁ、まだ邪魔をするんだね」

「……」


 当然、というとおかしな気がするがミコに

刺さる直前で止めたのは俺だ。包丁を抜かれた

ままの痛みが残る腕で須田の腕を跳ね除けた。

しかし、それでも包丁は俺の顔をかすめた。

……いや、かすめたどころの話じゃない。完全に

刺さって、えぐり取るように包丁が抜けていった。


 ダラッと腕と同量の血が頬から流れる。

痛みなんて感情を通り越した、何かを感じる。


「ミコ」

「ココ!!」


「……今からのこと。黙っておけよ」

「へっ」


 俺は流れた血を舌でふき取る。実に健康的な

鉄分の味がする。


「あーあ、痛そう」

「……」

「……どうしたんだい? そんなに黙り込んd」


 グッ!!!


 目の前から須田が消えた。違うな、俺が

消したとでも表現しておこう。


 俺は須田の顔を鷲掴みにして床に叩きつけた

のだろう。「だろう」というのはその時の俺に

まったくそんな気がないからだ。


 ははっ、血の味だ。


 人間の生と渇望に満ちた血の味だ!!


「……ココ?」


 と聞かれた気がする。もう俺はそれに反応

するだけの「気」なんて余計なものはない。

目の前で叩きつけられて殺意むき出しで俺を

見つめるこの人間にしか興味がない。


 コイツの名前はなんだったか。もういい。

人間はニンゲンだ。それにしても頑丈だなぁ。

そうかそうか同種だったか俺と、貴様!!

 

「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

 ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ

 ハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!


  あぁぁぁああああああああ、久々だ!!!

 これほど俺を愚弄するニンゲンがいるとはぁあ

 あああああああぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

「っ! あんt」


 黙れ


 黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ

黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ。


 この俺に歯向かおうとは、実に死にたいらしい

ようだなぁ! あぁ、これだから素晴らしい!!


 死と争いに満ちたこの感覚はああ!!!!


 この人間の口を抑え込む。これだけで簡単に

黙る。ギリギリとこいつの頬から食い込む音が

聴こえるがそんなのは序の口だ。この俺の顔に

傷をつけた代償はそんなものではない。


「ぐっ、あんた……」

「フッハハハハハハハハハハハハハハハハハ

 実に滑稽だ!! 実に実に実に実に実に実に

 実に実に実に実に!!!」

「……」


 後ろで何者かわからない少女が怯えている。

あいつはなんだったか…… そうだ確か、俺の……

いや、もうワスレタ。モウ、わからない。

あとでイタダこうカ。ソウシヨウそウシヨう。

だが今は、イマ? イマってイツ?だ???

イツとはイマだ??? アァアァアァもう

なんでもイイ!!! 食らわせろ、

食らわせろ、このオレにキサマを!!!


「はっ! 離せ悪魔が!!」

「ダレが? おマエか? おれか? あイツか?

 こイツか? ドイつだ? 何処だどこに

 悪魔はいるんだいいいい!!!!!」

「こいつっ!」


 楽しいなぁ、たのしいなぁ、タノシイナァ!

もっともっともっともっともっとだ!! もっと

見せてくれよその顔を!! 畏怖と絶望と憤怒と

拒絶と葛藤と恍惚と恐怖と絶倫と人間性を持った

その美しい顔を!! あぁあああたまらない!!

これだからヒトはくだらなく、つまらなく、

それでいてエンターテインメントな存在だ。


「ココ!」


 またあの少女が俺を呼ぶ声がする。五月蠅い

からやはり先にいただこうか? まぁまてまて

この目の前に倒れている人間からじゃないのか?

だが、あの少女にじゃまをされるのも興が冷める

と思わないか? それもそうだ、ならば早く

早く早く、事をすませないと。食材は新鮮で

なくては。


 まてよ神前。今、あいつは何と言った?

俺の事を呼んだのか。それもなぜココと呼ぶ?

それよりもココというのは……あぁそうか……

俺はココだったか。なんで俺はココなんだ。

それはそうだそうだ思い出した。思い出したぞ。

俺の名の頭をとったんだった。ならあいつは

何という名だったか。ミ、ミミ、ミミ?

違う、そんな名ではない……そうだ、ミコだ。

巫女らしからぬがあいつはミコだった。

そうだそうだミコだあいつは……


 ……ミコ。


「っ!!」

「!!????」


 俺の腕から男のニンゲンが抜け出した。そして

落としていた包丁を拾い上げ、ミコに構える。


「神前君、君ではなくミコさんを先にやる

 ことにするよ!!」

「ひっ!!」


 ミコ、は、俺の…… 俺の……!!!


 がっ!!


 という音とともに俺は包丁を持った腕を

掴んだ。


「なっ!!」

「ミコ……は……俺のダ!! 貴様に触れさ、せねぇ

 !!!!!!!!!」


 なんでこのときの俺はこんなことを言ったのか。

その時の俺の感覚はもうわからない。


 包丁を持った腕を握りつぶす。あ”ぁあああと

女々しく鳴いていやがる。どれだけ俺が狂おうが

このニンゲンがその腕でやろうとしていたことは

許せわけにいかない。それだけは万死に値する。


 この少女は……俺の……俺の……

 俺のだ!


「きっ、きさまああああああああああああああ!!」

「……!!」


「はい、そこまでだよお二人さん」


 誰だ? こんな状況でそんな腑抜けたセリフを

吐く男は……


「やだなぁ、僕を忘れるだなんて? あ、それも

 そうか。そんなに血を流しちゃ頭に血が

 回らなくても仕方ないよね」


 こいつ俺の考えをよんで…… ん、こんなこと

前にあったな。あの女ともう一人、あのよくわからん

生徒会長……生徒会長。


「そうそう、って君が呼んだんでしょうが。でも

 見た感じどういうことかわかったよ。

 よく耐えたね。


  須田君」


 そう言って男は携帯を取り出す。そしてその携帯

から映像と音声が流れだした。なんだあれは?

なんなんだあれは?


『本日、1月5日午後6時頃。〇〇市〇〇町の

 ビジネス街にてトラックを含む、乗用車3台が絡んだ

 交通事故が発生しました。この事故でトラックの

 運転手であった〇〇 〇さん(45)と歩行者の

 〇 〇〇さん(41)が軽傷。乗用車の運転手の


  須田 洋子さん(43)が死亡。


  この事故の原因についt……』


「あぁ、違う違う違うそれはそれはそれはそれは

 それはそれはああああああああああああああああ」


 そう言って持っていた包丁を落とし、そのまま

なだれるようにこのニンゲンの意識がなくかった。

なんだったのだ、一体。


「あ」


 そう俺がいった途端、俺の身体からも毒素が

抜けるように力が抜けた。そうだった、俺の体には

血がないんだった……な……


 バタッ。


 そこから何があったかはわからない。でも

先に言ってしまうと俺はそれから一時間弱で

意識が戻った。やはり俺の身体はいい意味で

異常だ。


「さて、御前さん何があったか説明して

 もらおうかな」


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