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宝箱と 恋の再出発
「とにかく ひとのために がんばる子です。
自分のことなど おかまいなしに・・・
せっかくの美しさも 台無しなぐらい みるに耐えない かっこしてましたし…
ーどんな格好じゃそれは( ̄△ ̄)
ああもちろん、品は ありましたね、なんとなく。
うまれながらの お姫さんだし。
だから
背負うべきものも、果たすべきことも、ぜんぶぜーんぶ
ウントコショドッコラショして、
お馬鹿ヘタレの助様のことなんか ポイッと 捨てちまって・・・
ーおれ、すてられたの(゜∀゜)
・・・記憶を なくしたのも おそらくは・・・」
そこで マーサは 黙り込んでしまった。
アニーアングレイシア。アニーアングレイシア。アニーアングレイシア。アニーアングレイシア。アニーアングレイシア・・・
いくら くり返しても 何も 思い出さない。
「マーサ、俺は その人のことを なんて 呼んでいたのかい?」
「ああにぃ」
ー兄ぃ?男だっけ、そのしと?????????
なんか ちぐはぐな 会話であった。
そうこうするうちに 目的地に たどり着いた。