第3章第7話 アメリカに到着!そこで待ち合わせていた女性の名は・・・!
6月28日午前9時
「アメリカか、初めて来たな・・・って、記憶がないんだからいったことがあるのかも分からないか」
オレたちはついにアメリカに到着した。
「駿、ここでひとり待ち合わせている人がいるんですけど、ついていただけないでしょうか?」
「ああ、問題ないよ」
まあ、千秋の行くところにはどこでもついていくさ。
暫く歩いたところに、一件のレストランがあった。
千秋はそこに入って行ったのでオレも中に入る。
「ご予約はされているでしょうか?」
店員は日本語が非常に上手だ。
ここまでぺラぺラ喋るのには数年必要じゃないかな?
「はい、片瀬はやてと待ち合わせている者です」
「畏まりました」
店員にひかれるままオレたちは奥へと案内されて行った。
「・・・駿くん?」
テーブルで待っていたとても美しい女性がオレを見てそう呟いた。
「はやてさん、残念ながら駿は・・・記憶を失っています。現在は私のことしか覚え「はやて・・・姉・・・」
はやて姉・・・思い出した・・・。
そうだ、昔からオレの面倒を見てくれた最愛の姉だ・・・。
無論、家族愛だが。
「・・・記憶は戻ったようね、私の使い魔の能力のひとつよ」
はやて姉は魔術的なものを使ったらしい。
「確かに、頭から引き出される気はしていたな」
「どう?記憶が戻った感覚は?」
思い出したって言ってもはやて姉のことだけなんだよな・・・。
「じゃあ、お礼に後で駿くんを・・・食べちゃうからね」
・・・止めい。
「よかったですね、駿。はやてさんに会わせることで何かを思い出すとは確信していましたが」
「まあ・・・な」
あんまり嬉しくないような・・・。
「ところで、今回の依頼ですが」
「ブレードバレー社を、跡形もなく歴史から消滅させるんでしょう?」
や、やりすぎだろ・・・。
「そうですわ」
千秋――――――――――――――――――!!!!!!!!!
歴史からって・・・。
「それに、カモが既にここに来てるみたいよ」
はっ!
はやて姉がそう呟いた瞬間、銃撃が聞こえた。
てか、オレに撃ってきたw
「ふざけんな!」
オレは腰に下げていたサバイバルナイフで弾丸を真っ二つにする。
この弾丸は・・・スナイパーライフルか。
じゃあ、近くにはいないか・・・。
「逃げれられたか」
「いや、逃がさないわ、E・E・B!!」
でた、サイバー・エンド!
ビルを大量に破壊したのち、はやて姉は、
「終わりね」
と呟いていた。
そりゃあ、あんなの受けたら誰でも死ぬわ。
「でも、どうやら一人じゃないようですよ」
後ろから大量の戦闘員が押し寄せてきた。
「はやて姉、ここはオレが一人で何とかする。少し魔力を回復させてろよ!」
オレはナイフを両手で逆手に持ち(ナイフはいつも逆手だけど)、人外のみこなしで秒間30人ペースで倒していった。
数秒後
「抹殺完了」
オレはひとり死体の山に佇んでいた。
まあ、正確には仮死状態かな。
そうなる薬をナイフに染み込ませていたからな。
一応、急所は全部外した。
「駿くん・・・いつの間にこんなに強くなって」
オレだって・・・千秋を守る力が必要なんだ。
強くならなくては・・・。
何時まで経っても弱いままではいられない。
たとえ、記憶を無くす前のオレが悪魔と契約していたとしてもな。




