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片瀬の日々  作者: STORM
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最終章第23話 オレに宿る最後の魂の正体が、今明らかになる!

オレの傷も癒えたころ、ようやく帰るための準備ができたようだ。

「準備はよろしいか?」

カタストロフがそう告げる。

「ああ、いつでもOKだ」

「待て、貴様らをここから返すわけにはいかん」

誰だ?

「誰だ貴様」

「我輩はこの世界を統べる神。そこの邪神、それとその悪魔を始末しにきた」

カタストロフが殺されたらオレたち帰れなくなる!!

「邪神ナナリー。貴様は我輩の民を殺し続けた。その罪、死罪に値する」

「構わないよ。私を殺すことができれば」

だめだ・・・ナナリーの力どころじゃない・・・。

あいつは・・・マジで強い・・・。

「邪魔しないでもらえるかしら?エターナル・クリムゾン・ビッグバン!!」

はやて姉は問答無用で魔砲を放った。

凄まじい爆破を巻き起こす魔砲は神を爆撃した。

「その程度か」

なに!?

傷一つ付いてないだと!?

「おっと、手加減しすぎた様ね」

ちょ、ビッグバンが手加減!?

はやて姉が二本の魔砲銃を取り出す。

そして生命力を奪っていった。

おもにオレから。

「デスコスモス・ニュークリア・ビッグバン!」

「その程度・・・」

「まだよ!デスカオス・ニュークリア・ビッグバン!」

カオスとコスモスは対になっています。

以上。


「・・・我輩が攻撃を止めていなかったらこの世界が滅んでいたな」

えええええええええええええ!?

そんなに強かったの!?

「我輩の力をなめないでいただこう。まずは邪神ナナリー貴様からだ!」

「・・・片瀬駿、私は神と戦っても生き残ることなど不可能。それならばあなたにこの力を授けたい」

「何を急に」

「ごめん!生き残るためには、これしかないんだ」

・・・命がかかっているか。

面白い。

「契約を交わそう。オレも神の力とやらを使ってみたいからな!」

「ありがとう!・・・我が契約、彼のものに我が祝福と神の力を!」

ナナリーはオレに口づけをした。

光の翼が包み込み、オレとナナリーはひとつになった。

「契約完了。私はあなたの心の中に溶け込む。そして、私はあなたの力を呼び覚ますカギとなろう」

・・・。

まさか・・・。

彼女は神ゆえに、オレの力を解放できるのか。

オレ、リリィ、賢者の三人ですら自らの意思で解放できなかったのに。


「彼に潜みし龍よ、解き放たれん!」


オレの胸から龍が飛び出した。

・・・間違いない、あの時の龍だ・・・。

邪神といえど、流石は神といったところか。


「片瀬駿、君は君の力で剣を生み出すんだ・・・それが私からの贈り物」

・・・自らの力で・・・。

オレは手を突き出す。


「・・・端折りすぎだな、今回の話。しかも剣出てこないし」

やってしまった・・・。

「駿!」

「片瀬!」

いろんな連中の声がオレにかけられる。


だが、

「俺たち、逃げるから!終わったらメールして!」

おい!!

逃げるのか!?

しかもここ圏外だからメール使えねぇよ!!

「まあ、構わんさ!オレは貴様を倒すまで!」

オレはルインを引き抜く。

ちょっとキレ気味である。

「ん・・・対神刀か」

「神刀もある」

オレはウリュウも取り出す。


「まだオレの流派にはまだまだ秘儀とか神奥義とか最終奥義とか眠ってるが、貴様程度の神には使うまでもない!」

「我輩はそこの邪神とは違う」

「邪神など関係ない!オレは我が道を行く!邪魔する者は、全て斬る!」

天からオレの中に封じ込まれていた龍が舞い降りてくる。

あれからずっと空をさまよっていたようだ。

「その龍は・・・なるほど、貴様の強さの秘密がわかった・・・その気はレストか・・・それとも・・・」

神が凄まじい

「君主、その龍は・・・伝説の龍・ヴォルスタルストラナフォルネオ・・・」

なげーよ!

「いつまで続くんだ、こいつの名前!」

「ええと・・・じゅげむじゅげ・・・」

「言わんでいい!じゅげむで分かるわ!」

「えっと、それより長いです。全部言うのに28時間43分54秒かかります」

なんつー長さ。

「そんなの言っていたらその隙にあの神に殺されるわ!」

「な、なんだと!?あの最強、最凶、最恐、最狂の龍、ヴォルスタルストラナフォルネオファミネックスロゲリア・・・」

てめーもか!!

「てめーら、これからこの龍の名はヴォルで!めんどくさい、長い!」

「そうですか、分かりました。今後ヴォルと呼ばせていただきます。ちなみに途中で宇宙語とかも入ってきますよ」

宇宙語!?

なんだよ宇宙語って!?

「なぜ貴様がヴォルを!?ヴォルは確か前の神闘戦争で姿をくらましたはず!」

「オレも知らん」

どうやらあの龍はとんでもなく強いらしい。

「どのくらい強いんだ?」

「世界を一瞬で消滅させる・・・まあ、この宇宙が作られたといわれるビッグバンなんか蟻の体当たり程度にしか思えないほどの力を持つ」

・・・ひゃあああああああああああああああああああああ!!

はやて姉より強いだと!?

魔王よりも強いのか!?

「この世の神全て団結してようやく封印できる程度だ。無理もない。あのビッグバンですら・・・」

「もう分かった。もう分かったから言わんでいい」

そうとう強いようだ。

だが、龍に戦意は感じられない。

「ヴォルからは戦意は感じられないが」

「ヴォルは戦いを拒む龍です」

そうなんだ。

・・・。

役にたたねぇな。

しかもどっか行ったし。


「そうだったのか!?」

てめぇ、それでも神か!?

名前だけ知ってるくせに!!

「ならば恐れるものなどない!」

舐めてもらっては困る。

オレだってまだまだ奥義を披露しきっていないからな。

オレは手に持ったウリュウを構える。

「神技・運命フォーチュン協奏曲コンチェルト、そして追撃!神技・ソーン狂想曲カプリッチオ


オレの風は、あたりの景色を変えた。

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