表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
片瀬の日々  作者: STORM
15/180

第2章第3話 剣道少女を倒す!よって魔法を学習しなければならない

4月5日午後4時



今日の授業が終わった。


「相変わらず意味わからんこと教えるな」

「駿様、わからないところがあれば私が教えて差し上げますよ」

教えてもらっても将来何に使うか分からねぇからな。

「遠慮しておく・・・」





暫く歩いて行くと剣道場らしきものがあった。


「あそこで剣道やってんのか?」

「はい、見ていきますか?」

そうしようか、暇だしな。












「剣道か・・・」

剣道場では一人だけ素振りをしていた。


あれは・・・赤坂刹那・・・。


「誰かと思ったら、少年じゃないか」

「少年って・・・」

こいつも同じ年代でしかも背もオレより20cm近く小さいじゃねぇか。

ちなみにオレの身長は171cm。結構小さいような・・・。


「お前も剣道をやっていたのか?」

「まあ、な」

今は我流だけどなw

「剣を交えてみるか?」









てな訳で戦うことになりました。


「ん・・・こいつ・・・」

「突き!」

えっ!?

タマちゃんかよ!?

まあ、フェンシングもかじってたオレは他の奴らよりは突きに対応できる。

竹刀を片手で持って払う。

しかし、癖でそのまま突きを入れてしまう。

瞬時に両手で持ち、面を入れる。


が、しかし。



「魔道剣道を舐めてもらっては困る」

しらねぇよ。


刹那はオレよりも更に速く胴を入れる。


「胴!」


ぐは。

一本!




オレは負けた。

てかなんだ?

あいつ・・・一瞬消えた。


訳も分からず礼をする。



そこではるかが口を出した。

「赤坂さん、ずるをしましたね?」

「剣道にずるもあるかよ」

オレははるかの言葉を否定し、立ち去った。










「あいつさっきの試合で魔法使ったろ」

「はい、無詠唱であの瞬間移動魔法が使えることは非常に凄いことです」

やっぱり。

単純な剣道では負けるはずはない。

道場破りして我流に走ったんだからな。

あの道場では大人もあわせて最強だったから。





同日午後9時



刹那に負けたオレはかなり悔しかったのではるかに魔法を教えてもらうことにした。

「はるか、オレってどんな魔法が使えるんだ?」

「使って見ないとわかりません」

というわけで使ってみることにした。



その1・炎属性(フレイム)魔法


「少しでも炎の魔力がある方は誰でも使うことができる『火の粉』から」

低級炎魔法ってファイアー・ボールじゃないの?

キノコ食って大きくなるおじさんも花を手にすればファイアー・ボール投げれるんだぞ?

火の粉とか某有名カードゲームの中で最弱のバーンカードだし。


まあいい。

オレは教えてもらった詠唱と共に魔力を高めていった。



が、しかし。


「おかしいですね・・・」

「オレは火の粉すら呼び出せないのかよ・・・」

「あ、そうです。ヴァルキュリアを召喚できたんですから光魔法なら使えるかもしれません」

そうかもしれないな。





その2・光属性(ライト)魔法


「光属性は大抵のひとは使えません」

「で、詠唱は?」

「申し訳ございません、私は四属性魔法しか使えないので光と闇の詠唱はわかりません」

マジかよ・・・。




その3・風属性(ウィンド)魔法


「仕方ねぇ、片っ端からやってくか」

「はい、風属性魔法では『つむじ風』を起こせれば素質はあります」

詠唱して見る。






「・・・いきませんね」

「やっぱ光だったんじゃね?」



その4・水属性(アクア)魔法


「最初は『氷塊』ですね。水属性はもともと強力な属性ですから」

言われたとおりの詠唱。

かれこれ2時間もやってる。






「・・・なぜだ」

「やはり、駿様は四属性魔法は使えないのでは?」




その5・回復魔法(ヒーリング)


「これなら天使が得意とする魔法ですのでヴァルキュリアを召喚できた辻褄が合います」

「ついにつかえる魔法が来たか」







結果は言うまでもない。




その6・次元(ディメンション)魔法



「これは非常に珍しい魔法属性で、使える魔術師はこの世の魔術師の約5%程しかいないそうです・・・しかも、私のお爺様が次元魔法の継承者です。一応詠唱は分かるのでやってみてください」

失敗したな。

そんな魔法使える訳ない。











予想的中。


「オレは魔法に嫌われているようだ・・・」

「そんなことはありません・・・そうです、リアさんに聞いてみてはどうでしょうか?」





という事でリアに聞いてみた。



「お前の魔法属性?ダーク・ヴァルキュリアが呼べる時点で混沌(カオス)召喚(サモン)しかないだろう」

ちなみに混沌(カオス)(ライト)(ダーク)の混合だそうです。

非常に稀な魔術師の属性らしい。





その7・混沌(カオス)魔法


「このわらわが言ったとおりにするのだぞ」

「従うのは気に食わないが、仕方無い」




オレはリアに言われた詠唱を開始した。



「カオス・シールド」




・・・。

・・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・いかねぇ・・・。


「ならば召喚(サモン)魔法か」




その8・召喚(サモン)魔法


「とりあえずスケルトンでも召喚して見ろ」

オレはリアに言われたとおりに詠唱。




・・・。

・・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・・・・・何も起こらない。


「リア、何も起こらない・・・ぞ」


後ろにはリアではなく骸骨が・・・。


「召喚成功だな」

「・・・キモい」



こりゃあ厳しいものあるっすよ。











ちなみに

(フレイム)

(アクア)

(ウィンド)

(ガイア)

(ライト)

(ダーク)

次元(ディメンション)

召喚(サモン)

混沌(カオス)

変化(トランス)

融合(フュージョン)

回復(ヒーリング)

がこの世界の魔法属性らしい。

そのほかに禁術と言われる魔法も存在するらしく、それは先天性能力とはまた違った条件によって修得できるらしい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ