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片瀬の日々  作者: STORM
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第2章第1話 これは素直に喜ぶべきか・・・泣くべきか・・・。

毎日はきついんで、これから毎週水・土更新にします。

それから、新章スタート。

魔術アクション的な要素満載ですねw


4月3日午前9時


いきなりだが。

一日早くね?

まあ、気にすることはない。

この学校は始ってるからな。


「えー、このクラスに新しいお友達が来ました。男の子ですけどみんな仲良くしてくださいね」

あの女(一応担任だけどw)、余計なことを・・・。



ちなみに1学年1クラスのみ。

少なっ。






「あー、初めまして。片瀬駿といいます」

うわっ、みんな黙った。

「カッコいい〜」とかの声援なしかよ・・・。

まあ、誇れる顔じゃ無いけどな。


いやあ、転入時の挨拶って緊張するんだな。










まあ、誰とも打ち解けず、その日は終了。


っと、その前に


同日午後5時


「はい、ここが駿くんの部屋ね」

オレは寮に案内された。

二人部屋だそうだ。

・・・二人部屋!?

「お、おい。待てっ!」

・・・既に担任はいなかった。








5時間後





オレは一人佇んでいると、ドアが開いた。





ちゃららら〜


女子Aが現れた。






「あ、ああああああああの、かかかかかか片瀬様ですか?」

「確認すんなよ、男はオレしかいないだろ。それと駿と呼べ、片瀬は呼ばれ慣れない」

凄まじく動揺している女の子は少し落ち着いてからゆっくり話し始めた。


「私は貴方様と相部屋になりました、小林(こばやし)はるかと申します」

正座して、お辞儀する姿はかなり清楚だ。

「タメ口でいいぞ」

かなりオレに敬意を示すはるかとかいう子はいいえと拒み、続けた。

オレっていつからそんな偉くなった?

「貴方様はこの島の次期当主。ですのにタメ口なんてきけません」

「・・・次期当主って、どういうこと?」

「知らないんですか?」


知らないも何もオレここにきて1月もしてないぜ?

知るはずもない。

にしてもあのババア、オレを返さない気だな!?


「私は代々当主様に仕える家系なのです。ひとりが働くことでその他の家族は裕福に暮らせます」

一人犠牲になるのかよ・・・。

「で、お前はいいのか?」

「私は自らお仕えしたいと思っています。貴方様の身の回りのことはなんなりとお申し付けください」


「まあ、いいか。寝ようか」

「一緒にねねねねねねねねね寝るなんて・・・私には・・・」

何勘違いしてんだよ!?

一緒に寝るって言ってねぇよ。

あくまでも全年齢・・・なはず・・・たぶん。



「お休み」

挨拶はする。これはオレの数少ない長所。

「はい、おやすみなさいませ、駿様」

様は止めろ。








4月4日午前5時


「駿様、おはようございます」

オレはメイドに起こされた。

・・・メイド?

オレは目を開眼させまじまじと見る。

「駿様、そんなに見られると恥ずかしいです」

顔を赤らめて目を少しだけ反らすはるかは非常に可愛い。


あー、いけね。オレには千秋という彼女がいるじゃないか。

浮気なんてしたら某誠君の二の舞になっちまう!

それだけはお断りだっ!!

オレがこれから作る友達にヤンデレはいませんように・・・。



オレは顔を洗おうとベットから出るとはるかは「きゃっ」とかかわいい声を出して顔を隠した。

「ああ、これは男の生理現象だ。気にするな」

いや、気まずい雰囲気になっちまったな・・・。



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