掃溜めロボットの軽い回想
状況は何も変わらなかった
ずっと、ずっと、ずっと...
ただずっと僕らは壊れ続けた
環境も変わらない
替えられない
僕らはいつも今しか生きることができなかった
力もなにもなかったから
だからお互い相談し合った
でもいつしか一方的になった
僕はどうしたらよかったんだろうか
君はいつも僕に伝える
想いを、悩みも、苦しみも
でも僕は伝えられなかった
伝えようとしても何も聞いてくれなかった
一体僕は何のためにいるのだろうか
何もわからなかった
気が付けば、僕の視界から色が無くなっていた
息をすれば肺は動く
息を吐けばまた肺も動く
同じように息を吐くように暴言を
また息を吸うように苦しみを
きっと痛いのは僕が人として生きようとしているからだろう
なら、きっと僕は人を捨てればいいんだ
僕が人の心を捨ててしまえば、みんな喜んでくれる
そう思ったんだ
・・・
不意に思いだす過去
これは一部の記憶
少しの吐き気が僕を襲う
もう人ではないはずなのに
もう心があったはずのところは何も入っていないのに
なぜか心が痛くなる
矛盾
そう思う
--------だけど。
僕は今を振り返る
きっと今の僕は何も変わっていないのかもしれない
それでも、なんとなく今を生きてしまっている
それは呪いかもしれない
無意味なのかもしれない
だけど、だけどね
そうだとしても、僕はまだ人でありたいと願ってしまっているのだ
しょうがないだろう
だってさ
僕も生きているんだから
目の前の彼らのために、今を生きるんだ
ただ、なんとなくだけど、ありがとうと思う




