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その八 完璧ミュージカル

ようやくレジィだなぁ

色々雑、誤字、脱字、ミスあるかも

目が覚めたときそこはミュージアムの舞台裏だった。真っ暗な状態でなんとか電気を付けるとあらゆる楽器を見つけその場所は練習しがいがとてもあった。そして気づけば一時間練習をしていた。この謎の場所から早く出て、皆がどうなっているのか確認しないといけないことを私は思い出しどうすればいいか考えた。

「どうやったら出れるかな…とりあえず舞台に上がったらなにか見つからないかな」

舞台に上がると電気は付いていなかったため全く見えないと言うことでは無かったがとても暗く足元に注意しなければいけなかった。そして電気を付け周りを見渡したが舞台も観客席も特に異常は見当たらなかった。その時は。

「本番っぽく演奏しみようかな」

突然思い浮かんだことをやろうとバイオリンの弦に弓を当てた。すると周りの電気が消え私にスポットライトが当てられた。突然ドカンと壁を突き破り見たこともないグリッチャーが何体も現れた。そのグリッチャーは言葉では言い表せないほど醜く何かに飢えていた。そしてこちらを認識するや否やゆっくりと近づいてきた。

「き、キモい…こっち来ないでぇ!」

そのまま音楽を奏で攻撃を始めた。しかし途中で音程を間違えてしまい攻撃が無意味になった。何を隠そう私は音楽の神なのに音痴。あのテキストの時は上手く演奏出来たけど今回は上手くはいかない。どうやったら上手くいくか仲間に相談したことがあった。チャッピーは血反吐を吐くほど努力すれば強引だけど解決すると言っていた。塩は練習に付き合ってくれてその大変さを共有した。でもジョーシーは二人とは違った。

「はぁ?どうやったら曲をちゃんと弾けるのか?」

「そう。なにかジョーシーなら思いつくかなと思って」

「ふん、知らん。ただお前はなぜ演奏が上手くなりたい」

「えっと、皆の足を引っ張りたくなくて…」

「それは間違っているな。お前の場合そうじゃない。皆の役に立つためとか、それが使命だとかある。でもなお前は自分のためにやらなくちゃいけない。自分のこれからのために仲間を守るんだ。俺の代わりに成し遂げてくれよ?」

「それってどういうこと?」

「昔の話だ。このことを覚えておくと…なにかいいことあるかもな」


「今、あなたの言ったことが分かる」

それが出来るからジョーシーはどれだけ致命傷でも動ける。やるしかない。私は強い光に包まれる。

「ジョーシーの見えていた世界が見える。仲間を想えば想うほど力が湧き出る」

[レジィ・ミューカル、覚醒]

「ミュージカル・ド!」

バイオリンを引くと音符の集合体の突風がグリッチャーの体を貫いた。しかしそれだけでは殲滅には足りない。

「ミュージカル・レ!」

バイオリンを引き大量の音符を自分の中心を回るようにグリッチャーたちにぶつかり弾け壁に叩きつけた。

「頭に着いてる音符。覚醒で見た目が変わっただけじゃないよ」

頭に付いた十六分休符の音符を順番につつくとグリッチャーたちの体に音符が表れ始めた。

「ミュージカル・シ!」

バイオリンを引き大きな音符を作った。そしてグリッチャーにぶつけると小さな音符に散らばった。音符が体に現れたグリッチャーは音符に当たり仲間同士で潰し合いを始めた。実はこれは弱い相手に幻覚を見せるものだ。この力を使いグリッチャーを殲滅した私は音楽で隠された扉を見つけそこを躊躇なく開いた。

そこはパイプで出来上がった通路のような場所。そして目の前にはホワイトと知らない人がいた。

「あれ?ホワイト?」

「レジィ!?」

「あなたもこの世界を抜けたの?」

「そうだよ!ところで、なんか見た目変わったね」

「実はこれもジョーシーのお陰でね…」

「なぁ、自己紹介を求む」

「あ、ごめん」

軽く自己紹介して適当に通路に進みながら覚醒した理由を話した。

「なるほど…つまりお前は単純だ」

「え!?酷くない!?」

「事実ではないのかレジィ?このままだとお前は強くて頼りになる女神じゃなくて馬鹿で騙されやすい駄女神じゃないか」

「なに!?戦う!?」

「ブラッカー!思ったことを言ってはいけないこともあるんだよってチャッピーが言ってたんだよ!だからやめたほうがいい!」

「今そのチャッピーってやつに全ての責任が課せられたぞ」


「ヘックション…」

「大丈夫?」

「問題ない。少し嫌な感じがしてな」


「…おーい!」

私たちは声の方向へ振り返った。するとそこには鮮やかな赤色が抜けたいつもの服装のロッドが杖を片手に走ってきていた。

「ロッド!」

「なんか服の色抜けた?」

「なんだあのふざけた野郎は」

「よかった。無事みたいだなって誰~!?あとふざけてない!」

「ブラッカーだ」

「よろしく~お、レジィ見た目変わったねイメチェンってやつかな。よし行くぞ」

「順応速くない?」

「悪い意味で慣れてしまった」

その後はそれぞれの話をしながら進んでいき大きな金属の扉を見つけた。ロッドが扉を調べ隙間のある四角のなにかを見つけた。

「カードリーダー…カードキーがないと開かないじゃないか」

「戻って見つけるしか無い?」

「いや、十中八九葉久が持ってるだろうな」

「誰?」

「これを起こした張本人だ。ブラッカー、何か手はあるのか?そんな笑って」

ブラッカーはいつの間にかカードリーダーという単語が出てからずっと笑っていた。

「なんとその〝手〟があるんだな」

するとブラッカーはおもむろにカバンからかぎ爪を取り出した。

「あ、あの時作ったかぎ爪。調整しないととか言ってたけど大丈夫?」

「ああ。保証は出来ないが」

「その自信はどこから?」

「ん?俺だから!」

そしてかぎ爪を手に取り付けカードキーの挟むところに爪を嫌な音を立てて通すと扉が開いた。

「どういう仕組みなんだ?あとあの音は辞めて欲しいのだが…」

「そんなの決まってる…俺の努力だ(ドヤッ あの音は聞き過ぎてもう慣れてしまったよ俺は(ドヤドヤッ」

ホワイトは思った。ブラッカーってこんな奴だっけと。

「調子に乗れるくらいの努力は出来るみたいだが調子に乗ってもいいことはたまにしか起こらんぞ?」

そういったロッドは調子に乗ったブラッカーを置いておいて扉の先へ進んだ。すると先ほどの通路とは違いパイプが床の下に埋まっていて平らな歩きやすいところだった。

「待て」

先導していたロッドが止める。前に真雨と似た制服を着た女の子が立っていた。

「来るのを辞めれば良かったのに…」

「辞めるだって?バカバカしいな、新たな景色を求めるのは当たり前だ。どうやらつまらないものがお好きなようだな」

「つまらないもの…?好きな人のためにやったことをそんなふうに言わないで」

その女の子は分かりやすくイライラしていた。だって顔に出てるから。

「ちょっとの挑発であそこまでむかつくのかな…」

「人によってはそうなんじゃない?」

「…お前らはたまに察しが悪いから気づいては無いが好きな物事や人を侮辱されるのは相当むかつくと思うぞ」

「おうおう中々効いてるじゃねえか。その態度じゃあ好きな人とやらとは結ばれるのは理論上不可能だな」

「私を怒らせたこと、そして私の用意した世界にとどまらなかったことを後悔させてやるわ!」

そうしてあまりにも煽りに弱すぎる高校生は、ポケットからなにか機械のような棒を取り出しそこから光り輝く剣を出した。

「は!待てその武器の名前はなんだ?」

「は?フラッシュソードだが?」

「なんだてっきりライトセイバーとかビームソードみてぇな名前…」

「ブラッカー、ストップだ」

ロッドが制止をかけると女子高生は突っ込んできた。突然のことでロッドはフラッシュソードをヌンチャクで受け遠くに吹き飛ばされた。次の標的は私。

「ミュージカル・ミ!」

咄嗟に音符のシールドを展開。無事フラッシュソードを跳ね返した。そこに被せてブラッカーが攻撃に入ったが防がれてしまった。しかし直ぐにホワイトとが攻撃に入る。

「何も手が無い訳ないでしょう?スイッチテイク!」

すると女子高生とロッドが周りが眩しく光っている間に入れ替わり危うくホワイトはロッドを攻撃しかけた。

「厄介ね」

「確かにな…」

バリーンッ!

突然女子高生の上の空が割れそこからジョーシーが出てきた。そして彼のサーベルと女子高生のフラッシュソードが激しく打ち付けあった。

「俺の嫌な記憶を呼び起こして置いて無事に帰れると思うなよ?てめぇ名前はなんだ?」

「これから殺す相手に名乗る必要は無いでしょうが言っておきましょう。須澤 葉久、恋する乙女よ」



こうなる予定じゃなかったんだけどな…あとブラッカーがすげぇ調子に乗っている奴になってるし葉久がただただ沸点低い変な奴になってる。これも予定外。なんなら集合する人たちが既に予定外。

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