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その六 黒と白

色々雑、誤字、脱字、ミス無いんじゃないかな

ホワイトの話他のと比べて長い…

俺はある白い村にいた。家で寝ようとしたら突然こうなったから困惑したけどここの人たちは親切だった。見ず知らずの俺に食べ物や飲み物、住むところまでをくれた。妙なほど親切だった彼らには申し訳ないけどずっと笑顔なのが不気味だったし気味が悪かった。この白の村は基本白しか色が無い。建物、人、食べ物までも真っ白だ。ひとまず早くみんなと合流するために辺りを探索したが何も無く時間と労力を無駄にしただけだった。黒の街には行ってはいけないと厳しく言われたがどんなところか気になるし、もうそこしか探索していないところがそこだけでありそこにはなにかあるだろうか。そんなことを考えていると夕方がやってきた。夕方と言ってもここでは太陽は白いし角度と影だけで判断するしか無い。みんなが各々畑の作業を終えてゆっくりしていた。ということで誰も見ていない隙をつき俺は黒の街へと向かった。

黒の街は高い建物と狭い通路で作られていて遠くには工場がみえた。その光景はまるで白の村の真反対の場所だった。こんなところに俺みたいな白がいていいのかと思ったが、意外とこちらを見ても黒の住民は驚かなかった。いくつもある店には最新の商品が売り出されており焼却機能の付いたほうき、一つで三食は賄えるエナジーバー、特定の本しか入れられない気分屋の本棚と中々独特で面白そうなものばかりが売られていた。のんびりと周りをみていると少しお腹が空き早めの夕飯を食べることにした。

「いらっしゃい~まーせっ!」

ポップケーキの専門店に入りどんなものだろうかと思い、白の村で貰ったお金で注文した。食べると小さく爆発する刺激的な食べ物と豪語しているだけのある威力で口の中は弾け結果として俺は少しの間気絶した。

「おや、目が覚めたか」

目覚めると病院におりこういうことはよくあると医者の男は言っていた。健康には影響はないしよくあること過ぎてお金を免除してくると聞きそのまま退院した。すると近くの店で揉めているのを見つけた。

「おい!まだホラ吹きということを認めんのか?本当に飲むぞ~?」

「文句は飲んでから言え潰れたコルク栓が」

「ハッ!誰のことを言ってるんですか~?あのシーカ様では無いですよね~?」

「ならシーカではなくシッティのことだ」

「舐めるな!お前の店はまだ1年だろ?」

「まぁよせ!これを飲むだけでライバルが減るんだからよ」

「確かに!別にこれから無くなる店にかけるクレームはいらないでしょ?」

その偉そうな男はフラスコに入れられた液体を飲み干した。

「何も起きない!はっはっはっ!これでエセは見抜かれた…残念でしたねぇ?」

「5…4…3…」

「現実逃避なんて汚いですよ~」

「2…1…」

すると偉そうな男は突然そこから居なくなった。取り巻きの男は悪魔だと叫び逃げていった。俺は少しの希望を感じて声を掛けた。

「あのー」

声を掛けた途端ギロリとこちらを睨んできた。

「なんだ?さっきの別の連れか?」

「違うよ。聞きたいんだけどさっきの薬ってどんな薬?」

「別世界への片道切符だ」

「指定とかできな…」

「無理だ」

「希望が、薄れた…」

俺は最後まで言わされなかったことも含めて膝を着いて絶望した。すると男は気を利かせて声を掛けてきた。

「…とりあえずこい。お前のその目的を達成するのを手伝う。代わりに手伝って欲しいことがある。いいか?」

「…う、うん」

俺は指示通りにその男と共に目の前の店に入った。中にはあらゆる薬品や小さな機械っぽいものが売られておりそれぞれ凄い値段?をしていた。

「5億ドラクマ…これって高い?」

「お前は白の民だから知る由も無いよな…いいかよく聞け小麦粉…」

「小麦粉じゃないよ!色はほとんどそうだけど!」

「ここの一番でかい工場で働いて一日3000ドラクマ。しかしもし[監視員]にミスやルール違反を行ったのを見られた時…場合にもよるが一番少なくて罰金5000ドラクマ。このお陰でここは治安が悪くは無い。ただそのお金は全てある一人の者に与えられる」

「つまりこの商品は凄く高い!そしてその監視員のお陰で治安がいい!でもお金を独占する奴がいる!」

「はぁ…簡単な頭で助かる。ここには謎掛け分かりにくいアホか何も考えていない頭花畑か金剛石のように硬い頭を持った奴しかいねーからな」

「それ誉めてる?」

「そうだとも。ただこの街ではルールに従っていると出来ないことは多い。お前、俺と一緒にルール違反しねぇか?」

「まだ自己紹介してないけどいいよ」

「そういえばまだしていなかったな。ブラッカーだ」

「マジホワイト。ホワイトってよんで」

「よし、違反するにあたって身を隠しながら遂行する必要がある。得意か?」

「専門だよ」

「なら問題ないな。行こう」

ということでブラッカーという話が止まらない男と共に夜にあるライバル店に忍び込み必要な物を取りに行った。ブラッカーは素材を取りに行き俺は逃げ道の確保。その過程で静かに俺は警備員を全て気絶させていた。

「俺が見ない間に一体どんな離れ業をやったんだ?まさか全員行動不能にするなんてな」

「頑張った」

「頑張っただけですませるものではねぇ。ただの小麦粉だと思ったがこれはちゃんと協力しないとな」

そんな感じで無事店に戻った。ブラッカーはとても嬉しそうだ。

「ところで何を盗った?」

「このネジ…見た目よりも凄いものだよ」

「それで何ができるんだ…」

「明日までに制作と調整を済ませる。明日またこい」

ブラッカーの目は白黒の世界のはずなのに色があるように光っていた。

「俺の馬鹿にされてきた超人的な運動神経をようやく使える。これの調整が上手くいけば…俺の目標達成だ」

「いいね。楽しみにするよ」

ブラッカーと別れを告げて白の村に戻ってきた。黒の街に行ったことを知られてないと良いけど…

「あんた…黒の街に行ったでしょう?」

ダメでした☆バレバレだった…

「はい、と言ったら…?」

「もちろん…」

ズラリと村の人たちが出てくる。松明やくわなどを掲げていた。

「火あぶりだ。汚点は消さないといけない」

俺は黒の街のブラッカーの所へと逃げることにした。知ってはいたけど黒の街はかなり入り組んでいて無闇に進めば囲まれて終わりだ。しかしそれ以外にも警戒するべき事があったことを俺は忘れていた。

「おーい、ルール違反したらどうなるか知ってますよね?」

屋根の上にローブを纏い見下ろしてくる男がいた。

「誰!?」

「…白の民じゃないか。俺は監視員の一人だ。こんなところでなにをしているんだ?」

「事情は複雑で…とりあえず追われてる」

「なるほど…たが違反は違反だ。罰金を払ってもら…」

俺は無視して先に進んだ。後ろを振り向くと大きな銃を構えていた。銃が放たれその先は小さく爆発し地面を砕いた。

「逃がさないぞ」

銃の弾を避け続けていると次は目の前に糸が現れた。

「あーあ。引っかからなかったかぁ」

ローブを纏った女が糸でビルを作りながら降りてきた。そして咄嗟にその女も監視員だと分かった。

「これで袋の鼠だな。助かったぞ」

「本当は独り占めしたかったんだけどなぁ…」

「切り抜ける方法をかんがえないとな」

そう言いながらこちらに攻撃を仕掛けた。女は糸を飛ばし男は狙いを定めた。俺は黒い炎を手に纏い糸を破壊した。

「糸は破壊不可能と言っていたじゃないか…」

「いや!そんなはずない!認めない!」

言い争いをしている二人を置いてブラッカーの店に着いた。

「助けて!」

「お前十分前に出たばっかだろ!道に迷ったか?」

「いや、もっと大変なこと!」

ブラッカーにざっくり今まで起こったことを説明した。するとブラッカーは困った顔をした。

「で?俺はなにをすれば?」

「俺の仲間の所に行くべきだと思う。別の世界に行ける方法は?」

「…工場にはあるかもな」

「じゃあ行こう」

「俺も行かないといけないのか?まだ見つかるまで時間は…」

ドンドンッ!

「白いやつを見なかったか!?」

窓を覗くとドアを叩いていたのはさっきの監視員の二人だった。

「時間は無いみたい」

「ハァ…これだから社会の犬は…」

「最低限の物を持っていく。調整は出来てないが使えるだろう」

そう言いながらテーブルの上のかぎ爪と便利そうなものを見るからに入らない革製のカバンに詰め込んだ。

バキッ

「シーケス!?」

そこには俺らはもういない。既に屋根の上で移動を始めていた。

「屋根の上は移動しずらいな~」

「我慢しろ」

狭い道を進みながらそんな会話をしていた。

「なにか注意するべきことは?」

「監視員に見られた。つまり黒の人を全員敵に回したということだ。屋根の下には簡単には降りられない」

「頼れるのは仲間と自身だけ…か」

「…!監視員が来てるな。置いていかない程度に走るから着いて来いよ」

「分かった」

しかしブラッカーは想像よりも何倍も速かった。本当に着いていくだけで精一杯。一歩で家一軒を軽く飛び越えるとか俺は出来ない。その調子で行き五分経たないくらいで工場の目の前までたどり着いた。目の前に立つと大きさがより際立って探索するだけでは無理だと感じた。

「ここの地図があれば良かったんだが…」

「大きすぎて迷いそうだね…」

「…いるか?」

突然声をかけられそっちを向くと街灯の下に深く帽子を被った人がいた。声からして男だ。

「くれるの?」

「ああ。少し前に失った仲間たちの顔に似ているからな…それにもう不必要な物だ」

その謎の男から少しボロボロになった地図を貰った。見た感じ直筆のようで細かく何があるのかそこに配置されている人などが書かれていた。しかしブラッカーは疑り深く質問をした。

「本物か?」

「ああもちろん。ここで必要な物を集めるためにこれを作ったんだ。さっきも言ったとおり既に不必要になったがな」

ブラッカーは疑り深く質問を続けた。

「怪しいな。何者だ?」

「世界の海を渡り死を先延ばしにしている者だ。早く行きな」

その男は指を指した。その方向には白の民たちがこちらに大声を上げながら迫ってきていた。  

「行こう!ありがとう!」

「…おうよ」

工場の扉を開け閉じると開けないようにブラッカーはカバンから機械を取り出しそれを扉に取り付けた。自慢げな顔で共に地図を見ながら工場の中を探索した。

「秘密室?」

「そこは…行ってみるか」

「…?分かった」

「俺は通気口から行こう。お前は見つからないように進みな。隠密は専門だろ?」

「うん。気をつけてね」

指示通りにブラッカーは通気口を通り俺は姿を消して秘密室へ。道中に休憩中の作業員から色々な話を聞いた。

「アレ、どうなったか知らない?」

「アレ?あぁアレか。なにやら行き詰まって終わったらしいな」

男は疲れた様子で俯いた。

「別の世界で企業を発展させるのはいいが社長はこっちの金事情にも耳を傾けて欲しいものだよ」

「まぁ簡単には傾けてはくれんだろうな。なんたってあのシーケス家の純粋な血統の人だからな…」

「…そういえば子供と旦那さんとかはどうしたんだっけか?」

「旦那さんは意見が合わずに別れて白の民と結婚して腹の子諸共焼かれたよ。叔父と叔母は社長に金をむしり取られそのまま骨だけになっちまった。子供は純血ではないという理由で捨てられ行方不明」

「社長は相変わらず自己中心的だな」

「あの人ではなくその子供だったらこの工場…いや会社はこうなっていなかったかもしれない。給料は変わらず物価は上がっていくだけ…崩壊も目の前だな」

その会話を聞いた後、秘密室前に問題なく到着した。入り口はまるで金庫だったが向こうから物音がし入り口を叩いた。

「今開けるから待て」

ブラッカーの声が聞こえ扉が開くまで待ち…扉に一人通れるくらいの穴が開いた。

「困った時はやはり物理に限るな」

ブラッカーの手にある銃のような物を見てホワイトは言いたいことがあったがそれは言わないことにした。

「ありがとう。あと道中でブラッカーの話を聞いたよ」

「…で、なんだ?聞いたところで対応は別になにも変わらんだろ?」

「そうだね!」

頑丈そうな通路の先に進むと広い空間に出た。あらゆる機械が並び冷蔵庫と棚、机と椅子がありその上には日記があった。書いてあることは良く分からなかったがここで数か月別世界へ行くために努力をしたが限界を感じて止めてしまったということは理解できた。

「母さん、全て無駄だと思ってるのか…」

「お母さんが書いたやつだった?」

「何となくだ。俺は作業に取りかかる。お前は自由にしろ」

ブラッカーはパソコンに何かを打ち込み始め手先は震えて心配しているのがよく分かった。気持ちが少しでも楽になるように棚から出したお菓子をブラッカーにあげた。

「…ありがとう」

「心が揺らがなければやろうと思っていたことは達成できる。そう仲間のチャッピーは言っていた!」

「ハッハッ。その通りかもな。気長に待ってくれよ」

少し漏れ出た笑顔には無邪気さと優しさががあった。すぐにお菓子を一口食べるとパソコンにむき直しまた打ち込み始めた。しばらくして時は来た。ブラッカーがその打ち込んだコードを実行すると虹色のポータルが現れた。

「…成功したの?」

「ああ。あとは行きたいところを考えて近づけばなにか起こるはずだ。母さんは惜しいところまでいっていた…」

「何が足りなかったの?」

「連続で実行ということをしていなかった。金のことしか考えてないなら無理も無いがな。さぁ電力は長くは持たない。俺はお前の望み通りにしてやったぞ。そこに行こうじゃないか」

俺は一歩踏み出した。すると後ろから声が聞こえた。

「ブラッカー!」

「…母さん…それに監視員」

しつこい監視員二人とブラッカーのお母さんが現れた。そして虹色のポータルを見て呆然としていた。

「嘘…!?色がある!?」

「言葉では言い表せない素晴らしさ…!」

「よくやったわブラッカー。あなたのおかげで…」

「これは使わせない」

その言葉に三人は固まった。

「これを使って良いのはこの俺の仲間だけだ」

肩に置かれた手は力強く思い通りにはならないという気持ちが伝わった。ブラッカーがこっちを見た。俺はポータルに近づきポータルは灰色のドアに変わった。

「使えないってどういうこと!?親への恩は忘れたわけ!?」

「母さんには産んでくれた恩しかねぇよ。それにこれを通ればそっちには破滅が訪れるからな。行くぞホワイト。そしてじゃあな、お似合い変態二人組とクソ親」

「波拳!」

拳の衝撃波で三人を行動出来なくした。

「まて!」

白の民たちの制止を無視してドアを開けた。その先はパイプで一杯の通路のような所。ドアが等間隔に置かれておりどれも灰色だった。

「ここが目的地か?」

「知らない所だ…」

「は?後戻りは出来ないのに違うところに出たのか?」

ガチャッ

目の前ドアが開き俺らは出てくる者に対して警戒をした。

「…あれ?ホワイト?」

「レジィ!?」

ブラッカー、参戦!

戦闘はいつか

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