その五 作者に作られた作者に作られた作者
色々雑、誤字、脱字、ミスないこと祈る。
モチベしかないせいで投稿頻度上がってる。
いつもの家だ。ただ違うことは異常なほど広かった。そしてあらゆる俺がいる。
「トランプ、やろう」
「いいね!」
「誰がこの家の端まで行けるか競争だ」
「殺す」
「つまり壊せば良いのか」
…残念ながら誰も脱出する気はない。そのため独自でしばらく時間を掛けこの家の地図を作った。無限ではないのが救いだったが出口と思われるところは何も無いはずなのに恐怖を感じた。覚悟を決め俺はそこに向かうことにした。
「お前…」
ある俺が立ち塞がった。そいつは俺が着けている紙は[084]と書かれているのに対しそいつは[923]と書かれており服の色が少し違った。しかしどことなく違和感を感じた。
「あそこに行く気なのか…?」
「そうだ」
突然そいつは狂い始めた。
「本当なら俺が行くはずなのになぜ…?お前は前はそうではなかった!やつは見放したのか!?理不尽だ!不条理だ!」
何言ってんだこいつ。
「お前はここで戦闘不能になってもらう」
そういうとこちらに突進してきて…受け流しただけで盛大に転び怪我をした。
「貴様…やるなぁ!」
「084のifにしては耐久がないな。そして攻撃手段が突進。さては…」
塩の能力を引き出して押さえ込み地面を旗でなぞりそこからでた水色の光で拘束した。
「なに…が…」
「まず俺を消そうとするなんて。テキストはこのことも想定していたのだろうか…知ってるか?イオ」
「誰だ…?」
「誤魔化すな」
そう、こいつはあのホロメスを倒すときに行った世界で倒した悪魔のイオ。どうして生きていたのかは考える暇は無かった。とにかくこいつの声といい行動といいあまりにもにもイオに似すぎていた。
「まだ…終わりではない…!」
そう言うと背中からヤツと同じ触手がでてきた。そして光をちぎろうとする。
「まだ…まだ、終わりでは…!」
…
「まだ…まだ…」
……
「ま、まだ…」
………
「千切れない…!?」
「どうしてやつはこんなのを寄越してきたのか…フィニッシャー」
天井を突き抜けそうなほどの強い光はイオを完全に消滅させていった。
「…行くか」
イオのことは考えるのは辞めておこう。目の前の出口まで行きこの事を解決せねばならないのだから。道中は馬鹿なことをした痕跡が散らばっていた。ビー玉トラップ、ガムで芸術を作る、見えない壁と判定の無い壁の迷路。そんなところを進み遂に着いた。ここはこの前と同じように景色は同じなのに何故か恐怖で満ちあふれている。
「なんでだろうな…」
一歩一歩慎重に進んだ。向こう側にあったドアとの距離が遠くなっていく。壁に飾られた絵画にテキストが描かれてあり無を見つめていた。次に小さな机の上に割られた花瓶がありその花瓶の元の形に沿うように水が満たされ枯れた黒い花が入っていた。更にボロボロの黒いカーペットもでてきた。照明も古い蛍光灯に変わっていき部屋もボロボロになる。花瓶や絵画、蛍光灯、カーペットが進むごとに増えていき不規則に配置されており段々と恐怖が大きくなっていくのを感じた。
「…ようやく」
遂にドアの目の前に立つことができた。しかしドアノブを握った途端後ろから大きな音がした。振り返るとさっきまでの通路は無くなっていた。それでもこのどんなドアなのか分からないドアを開いた。突然そこからまがい物がでてきた。それは自分や仲間たち、知らない人までおり関節がおかしくなっており笑っていた。俺は振り返りなぜか現れた通路に逃げた。絵画は落ち、水はこぼれ花は床に落ちる。カーペットはコケで覆われ原型をとどめていなかった。蛍光灯も進行を妨害するように落ちてきたりした。その数は戻るにつれて少なくなるが劣化や妨害の激しさは増していった。部屋はボロボロではなくなるが不気味さが増えていった。向こう側にドアを見つけドアを開けるとまた奴らが現れた。再び反対方向へ逃げる。もう俺は泣きたかったし怯えたかったし諦めたい気持ちだった。でもできない。やれば塩の期待に応えられない。部屋は崩れ始める。俺は追い詰められても冷静を保つ。そんなキャラとして作られた。塩は思っていなくとも俺にはそれが進み続ける理由だ。俺はドアノブを掴み壊した。すると辺りは真っ暗になり俺は落ちていった。
俺はある世界に来たようだ。空は赤く染まり岩しかない世界だ。近くに数人がキャンプしているのが見えそこに向かった。そこには塩、知らない姉妹と真雨がいた。全員服までボロボロ。こちらを認識すると塩はショットガンを構え姉妹は変わった盾と見たことの無いタイプの弓を構え真雨は拳銃を二丁構えた。
「止まれ。…084?」
「え?塩が話していた…?」
「あの別行動している…?」
「どうしてここにいるの?」
「俺は別世界の084だ」
そう言うと塩は安心したように三人に武器を降ろすように指示した。
「…説明が必要だな。この世界だとウォッチはデッドと名乗り全世界の敵に回った。そして全ての世界を滅ぼし生き残ったのは一世界の人口ほど。最強というものが無くなった以上対抗できずにやられていくだけの生活なだ…」
想像しただけで諦めたくなる状況だ。それでも諦めない塩に次言う言葉を慎重に選んだ。
「それは…辛いだろうな。想像できないほど」
そう言うと全員ゆっくりと頷いた。彼らの傷だらけの体がその厳しさを物語っていた。俺はこっちの話も彼らに共有すべきと考えた。
「こっちにも大きな危機が迫っている」
「どんな危機…?」
「全てのオリキャラと作者のキャラを閉じ込め滅ぼそうとしているやつがいる。ここはなぜか無事みたいだな」
「うん。あれ?それなら急いだ方が良いけど…」
「そうだな…しかし手は…」
すると地響きが発生した。目の前の空間が割れそこから植物が出てきた。まるで道を示しているかのように。
「これがその道かも知れない…行ってくる」
「…そうか…自分の魂を逃さないことを祈るよ」
その割れた先に入ると白い空間に出た。ドアが空中にありなんとも不思議だった。とりあえず目の前の灰色のドアのドアノブを握ろうとした。あの時の恐怖が蘇る。しかし俺はそんなことを無視して扉を開ける。するとそこはパイプで沢山の通路に出てきた。そこも植物で満たされていた。俺はとにかく進むことにした。足場はかなり悪いが仕方ないことである。
084、変なところに行くな




