その一 踏みつけた罪
色々雑、誤字、脱字、ミスあるかも
さっきまでエグゼとユキとエラーと銃の整備をしていたのだが…ここはどこだ。いや、俺はこの場所を知っている。ここは俺がいた最後の軍基地。近くの見慣れた机の上には見覚えのある食べかけのジャンクフードと氷だけが残った飲み物があった。
「どういうことだろう」
その基地を見て回ると作られて一回も使われなかったキッチン、一日に十回は開く弾薬庫、通信のために使った無線があり電源は付かなかった。懐かしさに浸りながら外に出ると果てしないほど広い荒野が広がっていた。
「よう」
その声の方向を向くと自分がいた。しかしその自分は少し姿が違い包帯や絆創膏を貼って悲しい目をしていた。
「お前は…俺?」
「そうだ。ここはある瞬間に止まった過去の世界だ。俺のことは…好きに呼んでくれ。あいつの名前を使って自分の名前を作る訳にはいかないからな」
そこの自分の世界ではあまりにも悲しすぎる出来事が起こったということだけがひどく伝わった。
「ああ、そうだ。あの方向に行くんだ。昔を思い出せる…彼の事以外は。あとあらゆる〝自分〟には気をつけて」
彼の変わらない顔を横目に指定された方向に向かった。そこには塹壕や積まれた土袋が沢山ありすぐそこで手榴弾の爆発の煙や火花が止まった風景が目に入った。そして次に吹き飛ばされた体つきの良いライフルを持った人物と土袋に隠れるスナイパーライフルをを持った細い体の人物が目に入った。
「…!」
その光景を見た途端俺は突然思い出した。この吹き飛ばされた人物は俺で隠れているのは親しかった友人だ。90年ほど前に俺らは殺人を犯すほど厳しい教官から優秀と言われるほどの腕を持ち、俺らを知るものは俺らを目標に訓練を叩き込み戦場へ自ら志願し無残に全員死んでいった。そして俺はこいつの前で打開のためにと何も考えず突っ込んだ挙げ句注意不足で手榴弾に気づかずに吹き飛んだ。吹き飛んだあとは何故か生きていたが月日が90年ほど先に進んでおり、山と海を越えた先の国でエグゼと会いその町でホームレスのようだが充実した生活を過ごしていた。今考えると不死身なのもあの時が原因なのかもしれないな。
「しかし…こいつのことが思い出せんな…」
一番親しかった友人のはずなのに思い出すことが出来ない。じっくりと考えていると周りから銃声が聞こえた始めそれはどんどん増えていった。見回すとあらゆる世界線の俺であろう人物たちがそれぞれ戦っていた。
「俺の相手は…オマエか?俺…」
声の方へ向くと片目、片腕、両足を改造された俺が立っており頭痛がするほどの殺気を放っていた。
「悪いが相手にしている暇は無い」
相手は明らかに化け物。逃げた方が良いと考えすぐに反対方向へ逃げた。しかし改造のお陰かそいつはすぐに追いついてきた。足に一発銃を放つとやつは転び立つことはもう出来なくなっていた。まるで戦争のような中を進んでいくとテレビの画面だけのようなものが見えた。近づくとアナログテレビの画面だった。そこを覗くと古びた灰色の部屋と傷だらけのドアがあった。突然ドアが開きそこから知らない女子高生が現れた。
「あ~見つけちゃった?」
ニヤニヤしている顔を見るとここにいるのはこいつの仕業だと察し、そいつに質問をした。
「ここはどこなんだ?」
「あなたの記憶の中!出してはあげないよ?」
自分の記憶の中でこの記憶を選ばれた俺は少し苛立ち、画面に向かって発砲すると画面は割れ向こう側へ弾が向かっていった。その女子高生は避けると俺に向かって言ってきた。
「私、須澤 葉久っていうの。じゃあ私の好きな悪い子、じゃあね」
次の瞬間、周りが真っ暗になり最初のところに戻ってきた。すぐ外に出るとあのそるとがいた。
「やぁ。これで568009回目のリセットだ」
「俺は向こうに行って来る」
「…本当に良いのか?」
俺は小さく頷きその自分が先ほど向かえと言っていたほうとは別のほうへと向かった。長く時間が経ち変わらない景色に本当にこれで良かったのかと疑問を自分に問いかけていた。
ズサー…
突然目の前に怪我をした神化した塩が滑り込んできた。目線の方向へ目を向けると塩の姿をしたグリッチャーが立っていた。
「塩、あれは?」
「あれは[双子]の強化されたやつの[液体]ってやつ」
塩はグリッチャーに斬り続けグリッチャーはその攻撃を避けた。そして剣を弾かれ塩が体制を崩した所でグリッチャーに腰に一発入れると黒い液体を垂らしながら大きくよろめきその隙に塩にここからの脱出の方法を聞いた。
「ここから出る方法は!?」
「ない…!」
突然体制を立て直したグリッチャーが塩を押して何も無いところをガラスのように割ってどこかに行ってしまった。俺は追いつこうとそこに入ったがたどり着いた場所にはグリッチャーも塩もいない植物で完全に覆われた一本道の洞窟に出てきた。何故か照明となるものが無いのに眩しくない程度に明るかった。
「ここは…さっきとは全く違う世界だということは確実だな」
少しその洞窟を進むと飛んで届くような高さにツタに吊された靴のようなものを見つけた。靴は底にレールが通りそうな隙間とローラーが付いていた。飛び上がりその靴を掴むと植物の地面を抜け着陸出来ず縦穴に落ちてしまった。俺は回収した靴を履きこれでどうにかするしかないと考えた。側面に途切れたレールが見えそこに靴をなんとか乗せると靴のローラーが勝手に動きレールが平行になった所でも更にに加速し続け車ほどの速度になるとそこから加速はしなくなった。しかし向こう側が見えない棘が生えた植物に囲まれた一本道で俺は履いた靴に身を委ねることしかできなかった。
次回!なんでお前いんの?




