詩 旅人とナイフR2
空の赤
血の色を閉じ込めたナイフ
次元を切り裂いて
前に進むための道具
長い間
同じ場所を歩いていたけれど
もういい加減そろそろ
ここから離れる時間だろう?
ナイフ 一つふるって
敵を倒す
ナイフ 二つふるって
過去を切り離す
カッコつけていたって
分かっているさ
弱い自分もいらないだろう
心を切りさいて捨ててしまえ
身軽になればきっと
もっと前に進めるはずさ
「ストーリー」
どこに行くこうとしていたか忘れてしまった。
辿り着きたい場所があった気がする。
でも、今のままじゃ永遠にそれは無理なのだろう。
どうすれば良いか考えた末に、要らないものを切り捨てることにしたんだ。
そうするにはほら、ちょうどよいナイフがそこにあるだろう?