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気もそぞろに  作者:
4/15

続けることは何でも良かったという事実に

 

 よく、自信を持ちなよと言われやすい私は、自信を持てる方は、何か特別で、特別なことを出来るから自信があるのだと思っていた節がある。その特別なことの中身も想定しないままに。想像の外だから、見当もつかず、ただただ、闇雲に思っていた。


 (私が出来ないことをされているから、自信を持てるのだろう。私には出来ない方法できっとそれを掴まれているのだろう)


 **


 けれど、今は少し違う考えを持ち始めた私がいる。その違う考えの中身は、特別ではないということも含めて。気づき始めた、と、言っても良いのだと思う。


 よく思考し、現実を直視し、目の前のフィルターを取りはらえば、そこには日常しかなかった。何も特別が存在しない日常。、そう、きちんと現実を受け止められていれば、私がもう少しまともな目線を持てていたならすぐに気づけるだろう事柄であった、それ。


 特別なことなど日常ではなく、全ては、日常の延長からしか起きない、という事実。


 、つまり、自信を持つことが出来るようになることは、日常の延長からしか生まれないのだということ。裏返せば、継続は日常である、ということに過ぎないということ。


 特別は、どこにも存在せず、だからこそ、その事実を目に出来る感性が在る者なら、誰でも、その方がやってきた、行ってきた相応の自信を手にすることが出来るということ。


 、そう、私は、思い違いをしていた、ということ。自信とは、特別な魔法ではなく、相応の対価に過ぎぬということなのだと。そう、自信とは、経験に見合った対価に過ぎず、そこには、上も下もない。

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