ラバウルまでの航海
その後、蒼龍は随伴艦と共にラバウルへ向かった。このときの随伴艦は、谷風、浦風、浜風、磯風の四隻の駆逐艦による対潜及び対空警戒を重視した編成となっている。
そして空からは、9機の零式水偵が警戒している。
艦隊から離れてから2時間後に水偵の6番機から敵駆逐艦、4隻見ユ、との報が入った。そのため進路を少しずらした。これで1時間ほど到着は遅れるが接敵は避けられるそうだ。
俺が、F15のコックピットで昼寝をしていると風防を叩く音が聞こえ目を開ける。すると勝一ではなく、1人のパイロットがいた。
俺は風防を開ける。とその男が驚いた。「この風防手動で開けないんだな」と言った。「まぁ、約70年後の兵器だからな。」と言った。するとその男は目を光らせて「俺も乗っていいか?」と聞いてきた。「少しなら良いぞ。」と言うと、その男はF15に飛び乗った。コックピット内を見渡し「お前は、操作手順を全て覚えてるのか?」と質問してきた。「ああ、そうだが。」と答えた。俺も質問してみた。「ところで、お前の名前はなんだ?」と尋ねた。「俺は、佐藤十三だ。階級は少尉だ。」と十三は答えた。俺も「俺は、田島...」と言いかけた。すると「田島隼、階級は一等空尉だろ。」と言われてしまった。艦内でかなり噂になっているらしい。「お前は、どこ出身だ?」と聞いてきた。
そのとき谷風の主砲が火を噴いた。何があったか確認するために撃った方向を見ると多数の雷撃機が見えた。十三が「まずい。早く迎撃に向かわなければ。」と言い走っていったがF15が置いてあり発艦出来ないと言われたためしぶしぶ帰ってきた。十三はとても悔しそうだった。「すまない」と十三に謝った。十三は大丈夫だ。と言い対空戦闘を見守る事にした。「第一波が来るぞー。」と言う叫び声がしたあと随伴艦と蒼龍の対空機銃が一斉に弾幕を張り始めた。その鉄のカーテンを越えてきた機体は全て主砲により落とされたり、機銃により落とされていった。「第二波接近中。」と言う叫び声がしたあと俺たちが囲まれていることに俺と十三は気づいた。まずいこのままでは対空戦闘に隙間が出来てしまう。その予想は当たった。蒼龍から向かって正面から多数の雷撃機が合間を縫って接近してきた。もうダメだ。と思ったとたん先頭の雷撃機が落ちた。上空を見ると多数の零戦が飛んでいる。「ラバウル航空隊....。」と十三がつぶやいた。彼らは2、3分で正面にいた雷撃機を全て落としてしまった。残りの雷撃機は、装備を捨て母艦に進路を変更した。
すると一機の零戦が、キレイに宙返りを決めた。とてもキレイだった。俺は、あんな部隊へ行くのかとかんがえた。
どうもお久しぶりです。sin提督です。今回は、現実の方で忙しかった為投稿日数がとても空いてしまいました。すいませんでした。
今回は、ラバウルに行く途中の航海について書いてみました。ご意見、ご要望のある方は、感想欄までお願いします。
ここ最近、某アニメ、ブレイ●ウ●ッチーズにはまってしまいましてそれもあり遅れました。その影響でwar thunderもやりたくなりそれの連続でした。この事に関しても感想欄までお願いします。