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第2幻: 恩人


「うぅぅ、暑い・・・」


俺は、そんなことを呟きながら目を覚まし、勢いよく体を起こした。


「いててててっ」


狼たちに襲われかけ、体が硬直したり打ったりしたからだろうか軋むように痛む体を制御しながら周囲を見渡す。


「どこだ?ここ・・・」


俺は小さな山小屋のようなところのベッドで横になっていた。


暖炉に火がついているせいか俺は汗をびっしょりかいている。


「そう言えば、俺狼に襲われかけてフードをかぶった人が何か呟いた瞬間狼たちが破裂したんだっけ・・・」


と思い出したもののその後のことをあまり鮮明に覚えておらず、何故ここにいるかはわからないが恐らくあのフードをかぶった人が運んでくれたのだろう。


「てことは・・・助けてくれたってことかあの人、なんか助けてもらったのに怯えて申し訳なかったな・・・」


そんなことを呟きつつ少しずつ体を動かしベッドに腰掛けた。


その時


「ガチャッ」


突然扉が開き、小屋に入ってきたのは助けてくれたであろうフードをかぶった人だった。


「あ、気がついたんだ、大丈夫だった?」


フードをかぶった人は気安く声をかけてくれた。男の声ではなさそうな高い声だったのできっと女の人なのだろう。


「あ、、助けてくれてありがとうございました。俺は鈴村 爽太と言います。」


緊張して声が震えていたがなんとかお礼を言った。


「へぇ、ソータって言うんだ珍しい名前だねどこから来たの?あと、敬語じゃなくていいよ?私の方が年下だろうし」


とフードをかぶった人は無邪気そうにそう俺に聞きながら被っていたフードを取った。


そこから現れたのは、綺麗な赤い髪をした日本だったら中学生ぐらいのケットシーの美少女だった。


「・・・」


唖然としている、俺に対して彼女は


「どうかした?」


と、聞かれ顔を近づけてきた彼女に対して


「え、い、いや何でもないです・・・」


あまりのかわいさに見とれていた俺はとっさに誤魔化した。


頬がとても熱い、きっと顔が赤くなってるんだろうなぁと思いながらも先ほどの彼女からの質問に答える。


「あー、また敬語!そんなかしこまらなくていいのに」


と彼女はかわいく頬をふくらませて言った。


「ご、ごめん・・・」


と俺が言うと、彼女は


「まぁ、良いけど。それで?どこから来たの?」


とまた聞かれたので


「え、と自分は日本っていう場所からここに迷い込んだんだけど、どうやって帰ればいいか教えてもらえない?」


と、一応聞いてみた。が、案の定


「ニホン?ここら辺では聞いたことないなぁ、ごめんね?分からなくて」


と彼女は答えた。


「そうか、、そりゃあそうだよね・・・」


わかっていた上で聞いたことなので自分では特に落ち込んだ雰囲気を出したつもりはなかったが相手には感じ取れたのか


「本当にごめんね?もしかしたら族長なら何か知ってるかもしれないから一緒に私たちの村にこない?まだ、諦めるには早いって!」


と、彼女は俺を励ましてくれた


「う、うん・・・そうだね」


俺が彼女の勢いに押されつつそう答えると、


「じゃあ、決まりだね!明日の朝ここを出て私たちの村に向かうよ!」


「わ、分かった・・・よろしく頼むよ・・・」


相変わらず彼女の勢いに押されながらも返答し


「そう言えば名前を聞いてなかったね、何ていうの?」


彼女は一瞬顔を暗くしたような気もしたが、


「私の名前はウェンディ。ウェンディ=フェアトレテだよ!これからよろしくね?」

と明るく可愛い笑顔でそういった。


一瞬なにがこれからよろしくなのか俺には分からなかったが、これから彼女の村に行くのだからそういうことなのだろうと思い・・・


「こ、こちらこそよろしく!」


俺はそう答え、彼女と少しの時を一緒にすることとなった。

この度は

「異世界に転移したら異種族だった!?」

の第2話を読んでいただきありがとうごさいました。


今回は連日の投稿によりあまり沢山書く時間がなかったので少なめです。


今回書こうと思っていた内容が書ききれなかったことは残念でしたが今はモチベーションを維持することが大事だと思い少なめですが投稿させていただきました。


皆様に楽しんで読めていただけたら嬉しいです。


この調子で明日も時間に余裕があり構想が頭に浮かんでいたら投稿すると思うのでぜひ読んでいただたいです。


また、感想などくれたりするとモチベ上がるので嬉しいです(まだ貰ったことないですが)


ぜひ、これから精進してくのでご指摘なども真摯に受け止めたいと思っていますので、厳しい評価でもいいのでぜひ頂きたいです!


これからも

「異世界に転移したら異種族だった!?」

をよろしくお願いします!


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