表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
distance  作者: のんきん
2/4

はじまりの猫 2

タクミ。




約束して。






あたしは子供だから何にもできないけど、だけどあたしにだって、分かってるのよ。






ダディーたちは……………。







**





横浜市金沢区。そこで、あたしは一人暮しをしている。



名前は瑠生るう


現在、22才。



明るいキャラメル色の長い髪は、ウェーブしながら腰のあたりまで伸びている。


チャームポイントの大きな瞳は碧みがかかっていて、どちらかと言うと少しキツメな顔立ちだ。



あたしはサングラスが好きで、いつも頭の上にかけている。肌の色は小麦色で、それはあたしが一番嫌いなところでもある。でも、日焼けなんかじゃない。



父親が黒人だったから。




細く長い足は自慢で、いつもミニスカートに、冬は厚底のロングブーツ、夏は踵の高いミュールを履いている、いわゆる今時の女の子のスタイル(ってタクミに言われた)。


まぁ、顔立ちがハッキリしていて目立つみたいで、横浜などで遊んでいても必ずと言ってもいいほど、ナンパもされる。



甘く見られることは、今に始まったことではないし、もう慣れっこだ。



以前付き合った人にも、


「君は黙ってたらキレイなんだけど、もう少し女の子らしくしたほうがいいよ。君にはついていけない」


と言われてフラれた。もう、言われ馴れてしまったけどね。



「もう少し妹さんを見習った方がいいよ」



………そう言われることも、今に始まったことではない…。






あたしは知り合いのジャズバーでサックスを演奏させてもらっている。ギャラを貰わずに、ほとんど趣味でやっている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ