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くまさん

五話目ー

テスト期間で泣きそうになってるヨウブンです。テストってなくならないんでしょうか?………現実逃避はやめます。

ということでどうぞー

うぅ……行きたくねぇよ。俺は憂鬱な気分の中、反省室に向かっていた。

何が憂鬱かというともちろん昨日起こったことが原因である。【金的襲撃】(ゴールデンアタック)という男抹殺技を受けた事件のことだ。なんだか反省室に向かうにつれて痛みが蘇ってくるような気がする……。やっぱ帰ろうかな。

そんなことが出来るはずもなく俺は反省室のドアを開けた。中にはもう口崎が来ていた。


「お、おーっす」


ヤバイ、まだ自分の中に昨日の恐怖が残っているようだ。つい詰まってしまった。


「こんにちは、藍夜馬君」


………………は?


「そ、それだけ?」


「他に何があるというの?」


……俺、死ぬかもしれない。


「口崎、何か悪いことをしたなら謝るが、それでも許してくれないのなら……楽に逝かしてくれ」


「………貴方は一体何を言っているのかしら?」


「だって……お前が罵倒しないなんておかしいだろ!」


「………ちょっと本当に何を言ってるのかしら」


「昨日で手応えを感じたから俺にとどめを刺すんじゃないのか?」


「やるつもりはなかったけどやってあげましょうか?」


「俺の言ったことは全て忘れてください!お願いします!」


ふぅ、どうにか一命をとりとめたぜ。でも、何故こいつは罵倒してこなかったのか。いや、して欲しいわけじゃないけど。


「お前、今日どうしたんだ?」


「別に……何もないわ」


「いや、嘘だろ。俺には分かるぞ。この一ヶ月間罵倒され続けた俺には分かる!!」


あれ?俺の発言ヤバくねぇか?


「そんなに罵倒してほしいの変態」


「そういう意味じゃなくて!お前になんか合ったってことは分かってんだよ。白状しろ!」


すると観念したのか、はぁ、と溜め息をついた後一言こういった。


「貴方以上の勘違い野郎に会っただけよ」


「まだ俺って勘違い野郎なのか!?」


昨日のことをまだ言われなくちゃいけないのか……。マジで学校来るのやめようかな。だが、今気にするのはそこじゃない。俺以上(認めないが)の勘違い野郎って一体誰だ?


「そいつって誰?」


「刈愚山 直危という男よ」


「あぁ……あいつか……」


あの勝手にお喋り野郎か。あいつは完全に【欠陥集会】(リグレットグループ)を下に見てるからな。口崎も俺と同じような被害に遭ったんだろう。


「あの人は何なの?人を舐め回すような視線で見てきて……本当に不快だわ」


忘れてた。口崎は性格以外完璧少女だった。本性を知る前は俺も憧れてたしな。今は…………うん。


「ならお得意の毒舌で追い返せばいいだろうに」


「あの人はそのぐらいじゃ怯まないのよ。挙げ句の果てに今日はここをサボって何処かへ行こうなんて言ってきたのよ。ちょっと迷ったけどね」


「いや迷うなよ。すぐここ来いよ」


ぐちぐち喋る刈愚山への愚痴をぐちぐち喋る口崎。こいつってこんなに喋るやつだったか?そんなに刈愚山が嫌いだからかもしれないが。


「まぁこことあいつじゃあ迷うのも分からんでもないけどな」


「………別に嫌で来ているわけではないけれどね」


「うん?何か言ったか?」


「いいえ、ただ貴方がいるから迷ったって言っただけよ」


「サラッと悪口言ってんじゃねぇよ!」


「あの男よりはマシよ。アマガエルとヒキガエルぐらい」


「例えが分かりづらい上に違いが分かんねぇよ!」


「つまりほぼ大差ないということね」


「あいつと一緒にするのだけはやめてくれぇぇええ!!」


あの刈愚山となんて……考えるのやめよう。

俺がそんな風に思っていると突然ドアが空いた。


「あ、ああの、遅れてすいま、うわぁ!」


振り返るとうつ伏せの度原がいた。よし、ドジっ子追加っと。


「うぅ……いたぃ……」


「大丈夫か度原。盛大に転けたけど」


「い、言わないでください」


この小動物的雰囲気……癒されるな。


「あら、こんにちは、くまさん」


「は?くまさん?」


度原のどこをとって言ったんだこいつ?どっちかって言うとリスだろ。


「あああああの、そそそそそそれは!?」


「お、おいどうした度原!?落ち着け!」


いきなり錯乱し始めたぞこの子。一体どうしたっていうんだよ。


「あら、別に下着がくまさんでも何か問題があるかしら?」


「は?下着?………それって」


つまり転けた拍子にヒラっと………てことですよね。本当にありがとうございました。

しかし、気弱な彼女がこんな仕打ち耐えられるわけがない。チラッと度原を見てみると、


「あ……ああ…あ」


何かヤバイ、とにかくヤバイ!


「お、おい!お前のせいで度原ヤバイことになっちまったぞ!!」


「これぐらい耐えられないとここでは生きていけないわ」


「ここはサバンナかどっかか!?」


「社会なんて弱肉強食のサバンナよ」


「今そんな話してんじゃねぇよ!度原を元にもどすんだ!」


「では、藍夜馬君お願いね」


「お前が原因だろ!俺に任せるんじゃねぇよ!」


「GO、藍夜馬、GO」


「無表情で言われても行く気しねぇよ!!」


くそっ!コイツはもう何を言っても動きそうにないな。こうなったら、おれがやるしかない!


「度原!」


「あ、ああ……せ、せん……ばい……」


「俺はな、え、えーっと」


な、何てフォローすればいいんだ!くそっ!考えてる余裕はない。今思ってることを言うんだ!!


「俺はな、リスも似合うと思うぞ!!!……あ」


今思ってること……言い過ぎた。


「う……うぅ」


つ、次こそフォローを!


「わ、悪い度原!別に変な意味じゃないんだ!ただ、小動物的な雰囲気の度原ならきっとリスの方が似合うと思うんだ!!」


………あれ?これフォローか?


「う、うぅ、うわああぁぁぁぁあああんんん!!」


度原はとうとう泣き出してしまった。ど、どうしてこうなってしまったんだ。


「ど、どうしよう口崎!俺は一体どうすればいいんだ!?」


「……貴方がここまで馬鹿だったとは思わなかったわ。これは完全に私のミスよ。ごめんなさい」


「謝られてるのに傷つくなんて不思議!」


て、そんなことを言ってる場合じゃない。この場を切り抜ける方法を見つけるんだ。


「口崎、どうにかしてくれ」


「泣かしたの貴方でしょう」


「原因はお前だ」


「引き金は貴方よ」


「俺は女の子の慰め方なんて知らない」


「考えなさい」


くっ、コイツはどうやっても俺に押し付けるつもりだな。こうなったらやけだ。もう失敗はしてるし何も怖れることはない!

俺は走り出した。涙を流す少女へ。そして、彼女の腕を引き、


「ふぇ……」


抱きしめた。だが、


「これで終わりじゃない!」


俺は手を上げ、度原の頭に下ろした。そして、


「うおおぉぉぉおおおお!!!」


撫でた。いや撫で回した。度原の頭を。慰めると言ってらこれだろう。昔は優子によくやったものだ…………昔?


「今って俺たち……」


高校生じゃん!思春期真っ盛りじゃん!異性に敏感な時期じゃん!女子にこんなことしたら完全にアウトじゃん!!

落ち着け、俺。まずは度原の様子を見てみるんだ。俺はそうっと目線を下に下ろした。そこには、


「……すぅ……すぅ……」


ぐっすり眠る度原がいた。え?なんで寝てんるんだ?えーっと、泣き疲れて寝ちゃったのか?後、俺が撫でたのも関係してるかもしれない。


「よーし、これでとりあえず一安心だな」


「眠る女子生徒を抱きしめて一安心なんて………すぐに警察を呼ばなくてはならないわ」


「誰のせいでこうなったと思ってんだ!!」


「貴方がロリコンになってしまったのは誰のせいでもないわ」


「そのこと言ってんじゃねぇよ!!」


「静かにしなさい。くまさんが起きてしまうでしょう」


「その呼び名やめろ!また泣かす気か!」


だが、口崎の言うことも一理あるので、度原を抱き上げ部屋にあるソファーへと運んだ。そして、そっと寝かせもと居た場所に戻った。


「あら、襲わないのね」


「お前は少し黙ってろおおぉぉぉおおお!!!」


俺の叫びで起きなかった程、度原はずいぶんぐっすり寝ていた。


いかがだったでしょうか?話があまり進まなかったのが自分的に心残りです。

ここからは余談ですが、わたくしヨウブンは実践してみました。高校での漢字テストの名前をローマ字で書いたのです。すると、返却時に先生に


先生「ヨウブンはなんでローマ字で書いたんや?」


と言われました。私は咄嗟に、


ヨウブン「ちょっと気分を変えようと思って……」


と言いました。すると先生は


先生「そうか、気分かぁ……」


とあまり納得していない様子でテストを返してくれました。正直ビビりましたね。怒られるかもしれないっと一瞬思いました。皆さん、先生によっては罰がありそうなのであまりマネしないように!

どうでもいい話でしたが、次回も読んでくださいね!お願いします!

では( ´ ▽ ` )ノ

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