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1話 エヴァンズ家の忘れられ令嬢
思えばエヴァンズ家の没落は、お父様の再婚したころから始まっていた気がした。
「ルナお姉様、もう朝食はお済みなの?
いくらなんでも食べるのが早すぎるわよ」
家族と別にとった朝食を下げに行く為に広間に向かうと、そこにいた家族や使用人は疎ましい者を見るように私に視線を送った。
クスクスと笑う御母様と妹のミアにお父様がゴホンという咳払いをはらう。
メイドに食べ終わった朝食のトレーを返すと私は静かに自室に帰る。
その反応すらも妹達は好ましく思えないのだろう。
彼らの視線を感じるのに耐えきれず見えないとこまで来ると駆け足で自室に篭った。




