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女神様との日々-女神様に友達が欲しいと頼んだら女神様が友達になってくれました  作者: 有原優
第二章 下界の危機

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第三十話 新たな危機

 悲しみのふちに落ちながらスマホを見る。所謂ストレス解消だ。とはいえ、気分は全く良くならない。


「はあ、ティア」


 そんな時に一つのニュース通知が来た。見ると、爆発で今見つかってるだけでも、三四三人が亡くなったというものだった。行方不明者はまだおり、死亡者はまだ増えるという事らしい。

 場所は明らかにあの倉庫だ。

 ただもうティアは死んでいる。俺にとっては全く関係のないことだ。



「ちょっといいかしら」


 そんな時に、ルティスが飛んできた。


「……どうしたんだ?」


 その時、ティアが見えた。ルティスが今抱えているのだ。


「そうか……ティアの亡骸か……」

「いえ、生きてるわ」

「え? おい、ルティス! どういうことだよ!?」


 俺はそうルティスに問う。生きているのか? え? 死んではいないのか? そう思い、顔が明るくなろうとしたが、今ルティスが抱えているティアは、見た目からして重症なのは間違いない。まだ油断してはいけないだろう。


「ティアは……」


 ルティスが話し始めた。


「死んでないわ。でも、傷がひどくて、今は女神特有の回復力で何とかなっているけど、これは下界の医療では回復不可能だわ。とりあえず今から神様に見せに行く。それで大丈夫?」

「ああ。俺もついて行っていいか?」

「え?」

「いや、迷惑だったらいいんだが、俺も一応こう見えてティアの彼氏だ。ついて行きたい」

「……分かったわ。神様もたぶん許してくれるだろうし」

「じゃあ」


 そして俺は天界へと向かうことにした。そしてルティスが手を差し出す。俺が「なんでだ?」と言うと、ルティスが言った。


「手をつないでいて、ワープするから。もし手を話したら、空間のはざまに閉じ込められることになるから覚悟しといてね」

「分かった」


 しかし、これは絶対に手を離せないな。

 そして俺たちはワープした。



「ここが……天界……」


 その景色は花畑に見えた。そう言えばティアがここが展開と言っていたか。

 そして歩いていると、翼の生えた美少女たちが何人も何人もいた。かわいさだけなら、ティアとも肩を並べるかもしれないくらいの美少女たちだ。

 流石は女神さまたちか。……おっと、ティアが言うにはこいつらは女神ではなく、まだ天使か。


 そして歩いて行くうちに、大きな宮殿に着いた。ここが、神様のいる場所だろう。


 そして中に入る。その中も金ぴかになっており、そこからここが特別な場所だと、すぐに読み取れる。

 そして一番奥の大きな扉を開くと、髭の生えた大きなおじいさんがいた。……これが神様だろう。


「神さま!」

「おう、ルティスか。どうした? ……いや、要件は分かっている。ティアのことじゃな」


 そう神様はティアを見ながら言う。


「これは、重症じゃな。治癒に二週間はかかるぞ」


 二週間……ティア、テスト受けられないじゃん。いや、今それはいいか。


「それでのう。お前たち、守れなかったみたいじゃな」


 そうだ、経緯は分からないが、最低でも三四三人もの人間が死んでいるのだ。これでは、あの男に勝ったとはとても言えないだろう。

 神様の怒りもまっとうだ。ルティスは「すみません」と頭をただ下げた。俺も何となくそれに合わせ、頭を下げた。


「それで、隣のやつは誰じゃ?」

「人間です」

「……人間じゃと⁉」


 あれ、これもしかして人間禁制とかだった?


「そうか、なぜじゃ」

「この人は、ティアと付き合っています」

「女神と人間がじゃと?」


 怒られる!?


「ほほほ、面白い事じゃ。その交際を認めよう」


 寛容だった、流石神様。


「さて、まず治癒を開始するか。このままだと、死んでしまうからのう」


 そして神様は治癒魔法をかけた。


「これで、ティアは二週間後に目を覚ますじゃろう」

「神様!!!!」


 そこに、眼鏡をかけた男性がやってきた。


「神官、どうしたのじゃ?」

「下界が襲われています。悪魔の手によって!!」

「悪魔⁉」

「悪魔じゃと?」

「悪魔?」


 悪魔、まあ考えれば女神の敵か。というか、また敵出てくるの!?


「分かった。ルティスはすぐに下界へと戻り、悪魔を退治するのじゃ。決して、下界の民をこれ以上傷つけさせるな」

「はい!!」



 そして俺たちは下界へと舞い戻った。とはいえ、俺は戦力とかにならないと思うけど。


 そして下界へ通り去った時に見えた景色は、地獄そのものだった。町は焼け野原となり、あたりに傷ついた人たちがたくさん転がっている。


「あなたたち! よくも!」


 そう言って、ルティスが怒った様子を見せ、その中の一人の悪魔に立ち向かう。


「ふむふむ。ようやく女神さまの襲来か。計画が上手くいきすぎて怖いわい」

「どういう事!?」

「もともとルヴィンたちを解放したのも、かく乱させるため、そう、全てはこの下界を奪い去るための計画だったのだ」

「……」

「これで、この世界は私達、悪魔のものとなる」

「ダーククロー!!!」


 そう言ったルティスの指の爪が伸び始め、その爪でまるで猫のように悪魔を引っかきに行く。


「ははははは。だが、悪魔をなめるなあ」


 その言葉が差す通り、ルティスの爪はすぐに捕まれ、そのまま地面へと叩きつけられた。


「この程度かあ、女神いい!!!」

「くぅ、このままじゃあ」

「ルティス!!」


 その瞬間天から一人の男がやってきた。顔を見るに先程の神官だ。


「ありがとう……メティト」

「ええ。だけど、終わってはいません。今ここで奴を倒さないと被害はとんでもないことに」

「そうね」


 そして二人は、共に悪魔に向かって行く。

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