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女神様との日々-女神様に友達が欲しいと頼んだら女神様が友達になってくれました  作者: 有原優
第一章 女神様との日々

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第二十話 戦い

 そして、1時間程度が経過したころ、流石に疲れたので、ベンチで休むことにした。ティアは「アイス食べたーい!」と言って、近くのコンビニで買ったアイスを食べている。ソフトクリーム型のアイスだ。


「ティア、おいしいか?」


 と尋ねる。すると、すぐさま「おいしい!!」と言う返事が返ってきた。それを聞いてティアの頭を撫でてやった、すると、


「なんで撫でるの?」


 と言う返事が帰ってきた。理由がなかったら触ったらだめなのか? と思ったが、まあ現代だと、セクハラと言われるかもしれない行為だなと思い、「かわいかったから」と返した。かわいかった……それは男女の中で言うのはなんだかあれな気がするが、正直な気持ちだから仕方ない。それにティアも今はどうなのかわからないが、傷ついていたわけだからほめるのも悪いことじゃない気がするからな。


「私はさあ、女神なの」

「うん」


 知ってる。


「それで、私、彼女とは仲が良かったんだ。それで、どっちが先に女神になれるかっていう勝負をしてたの。で、結局私が勝って。彼女は泣いてた。だってライバルだったもん。だから、今も天使と言う扱いだった彼女にとっては私が今職務放棄してここにいるのがむかつくんだろうと思う。私自身罪悪感を感じてたし……」

「そうか、ならそのことをちゃんと言えばいいんじゃないか? それだけだと、全面的にティアが悪いわけじゃないだろ?」

「うん」

「まあでも、その時には俺がついてきてやるから呼んでくれ」

「……うん!」


 だが、一度勝手に早退した学校に戻るのが気まずいので、その日はバトミントンもして時間をつぶすことにした。これで三連休だな。

 そして、俺……俺の予想はずれたな。ティアの魔法をとがめたんじゃなくて、ただ、職務放棄をしたティアが許せなかったという事か。



「雅夫さんまたよそ見してない?」

「ごめん」

「いいよ!」


 とは言いつつ俺もちゃんとバトミントンの羽は打ち返してはいるのだが。


 そして、ふと後ろを見る。すると、そこには彼女が、三木谷浩美がいた。おそらく追ってきたのだろう。ティアを。


「何? 学校はどうしたの?」


 ビビりながらそうティアが答えた。その言葉に対して彼女はあきれながら「はあ、あなたたちが帰ってこないでしょ」と言い、近づいてきて、余っていたバトミントンを取り、俺の方に羽を飛ばしてきた。それを俺は何とか返す。


「ソフィルティア。今は長谷川真理と名乗ってるらしいね」

「ええ。マルメドルティス」

「なんで天界から消えたの? 女神のあなたが消えて困らないと思ってるの? あの後大変だったんだから」

「……」


 本当に何も告げずに行ったんか。完全にティアが悪いな、うん。逆に彼女、マルメドルティス? が悪い要素が今のところない。まあ、さっきの話でもマドメドルティスが悪い要素なかったけど。


「私は下界が見たかったの」

「そんな!」


 叫んだあと、


「そんな理屈が通じるわけがないでしょう!!!」


 そうだそうだ。確かにそんな理屈が通るわけがない。さてこれにティアがどう返してくるか。


「私は、女神になったのはいいけど、下界のことを知っていく度にこの世界のことが知りたくなったの。だからお願い、私のことは放っておいて」

「そんな。私がどれだけ女神になりたかったと思ってるの? あなたはそれを知ってるじゃない。なのに、なのに、その役職放棄。そして結果的に私が女神に。でも、そんなのいらないの。実力で奪い取りたいの。だから、あなたを倒しに来た」

「え?」

「言葉通りよ。ここで決闘よ! 私が勝ったら天界に帰ってください」

「わかった!」


 ええ? なんかへんな流れなってないか?



「行くよ」

「ええ」


 ここでやるの? 公園で? ええー?


「せーのセイグリットシャイン!!」


 ティアの手から光の弾が発射される。


「ダークネスバリア!!」


 え? 闇なの? とにかくその攻撃が防がれ、そのままルティスが「ダークフレア!」と言って攻撃をしてくる。


「はあ! セイントフレア!!」


 光っぽい炎が飛び、ルティスはそれをよけ、こぶしに闇を纏い、殴りに行った。それを、ティアは後ろに下がってよけ、ルティスの顔面に向けてまばゆい光を発射し、ルティスの目つぶしをして、雷をルティスの腹に向けて発射する。


 ルティスはその攻撃を耐えつつ後ろに下がり、五発炎の弾を乱雑に発射する。ちなみに周りへの被害は謎バリアが防いでくれている。周りに迷惑が掛からないってことか。


 そんなことを考えていると、今度はティアがルティスの方へ駆けだして、炎を纏った拳でルティスを殴ろうとするが、それはルティスの手で押さえられる。


「やるね!」

「ええ、そっちこそ」


 俺からは何にも言わねえ。だが、女神強すぎだろ。


「これでようやく本気が出せる」


 とティアが中二病感のあふれるセリフを言い、ティアから赤色のオーラが出る。本格的に、うん、始まりそうだ。


「私も」


 ルティスも黒色のオーラを体からだし、軽劇の準備をする。これからが本番という訳か。


「行くよ!」


 ティアはそう言って、炎を回りにまき散らした。その影響でバリアの中は一面炎に包まれる。


「相変わらず規格外の攻撃をしますね、あなた。でも!」


 と、ルティスが周りを黒く染めた。これでお互いのフィールドが完成したという感じか。


「ファイヤーブレイズ、エンバースト!!!」


 周りがガスに点火したかのように爆発する。


「ダークスフレムズ」


 炎が爆発した後、煙の中から闇が現れ、闇が具現化して、ティアの腹を突き破る。


「やった!!」


 と、ルティスが喜んだのもつかの間、煙の中からティアが現れ、ルティスに向け炎当てる。


「痛った」

「やったと思ったでしょー」


(ティア強ええな)


 そしてそのままティアは煙をすべてルティスの方へとむける。だが、ルティスもルティスで諦めてはいない、闇に溶け込み闇に一体となった。

 そして闇の中からティアを倒す期をうかがっている。ティアの方は煙に溶け込みルティスを狙う。だが、先にバフが切れたのはティアだった。彼女の煙は晴れてしまい、一体化が解かれたのだ。

 その気を見過ごさずルティスは動き、ティアを倒そうとした。だが、それはティアの罠だった。ルティスがティアを刺したその時、ティアは上に飛び、光をルティスに当てた。


 ティアとルティスはライバル同士、当然互いの弱点も知っている。ティアはルティスが闇になった時に光が苦手なのを知っていた。いわばこれはルティスの位置を特定するための罠だったのだ。


 ルティスの闇化は無敵ではない、攻撃の直前に実体化する必要があるのだ。それでルティスの場所を見つけたティアは光を当て、ルティスの目をつぶし、そのままルティスに向けて炎脳ぞを作り出す。


「これで終わりだよ。ルティス」


 その言葉通り、ルティスは降参した。この瞬間ティアの勝ちとなった。


「えへへ、私の勝ちー!!」


 と、ティアが俺の胸に飛び込んできた。


「良かったなティア」


 そんなティアを俺はなでる。


「えーへへ」


 そして、ティアはルティスの方を見て、「どうする? 天界に帰る?」


 と聞く。ルティスは数秒溜めた後、


「諦めないわ。絶対にあなたを地上なんて言うん場所には置いとかないから」


 そんな捨て台詞を吐き、彼女は学校へと返って行った。


 學校に帰っていいのか? 彼女も学校をサボったことになるんだしと思ったが、彼女も女神だし、何とかなるか。

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