表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女神様との日々-女神様に友達が欲しいと頼んだら女神様が友達になってくれました  作者: 有原優
第一章 女神様との日々

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/40

第十一話 女神様とレストラン

 

「もうこれにするわ!」


 と、数分迷った結果、焼肉にした。気分と合うのがもう焼肉だと思ったからだ。


 「じゃあ」とティアが注文ボタンを押す。そして店員さんにメニューを伝えた。あれでよかったのだろうか、もう変えられないはずなのにまだ悩んでしまう。俺としては……もう全部食べたい気分なのだ。ティアの提案を跳ね除けたが、実はステーキも少しだけ食べたかった。


「ねえ、話しよ?」

「ああ」

「今日の映画何点?」

「点数?」

「うん。雅夫さんの評価を聞きたいの」


 評価かあ、そんなこと考えたことなかった。映画に点数をつけるそんな発想自体無かったし。だが、点数をつけるとしたら……


「七十八点」

「百点じゃないんだ」

「まあ俺としては結構な高評価だとは思うけど」


 ただ、少しだけあったダメポイントでマイナスされているだけだ。



「ダメだったのはさ、ロンドン行くって決めた後が少し急展開すぎて、頭が追いつかなかったことだ。あそこもう少し尺取れなかったのかな?」

「あー、確かに。少し早かったよね。でも私は気にはならなかったけど」

「まあそれが一番幸せだよ。映画なんて粗に気づかない方がいいんだから」

「なら雅夫さんは不幸ですね」

「ああ、まあツッコみところがあったとしても楽しめてるから俺は勝ちなんだよな」

「そう、ならよかった!」


「こちらステーキと、焼肉です」


 そしてすぐに料理が届いた。


「おいしそうだね」

「ああ」

「いただきます!」

「いっただきまーす!」


 と、焼肉を口に入れる。味付けに塩と焼肉ソースがある。どちらをつけてもいいらしい。そして肉は豚肉、鶏肉、牛肉、ウインナーなどなど様々な肉がある。どれもおいしそうだ。


 まずは豚肉。ソースにつけて食べる。


 味がしっかりとしていて、ご飯が進む。家で食べるものよりもはるかにおいしい。


「おいしい! 最高!」


 と、ティアがガッツポーズをする。見ているだけでティアのステーキもおいしそうだ。やべえ俺のステーキ食べたい欲がどんどんと増していく。


「なあティア一口交換しないか?」


 食べる方法としてはこれが一番いいだろう。こちらも一口いぇぃあに上げ、その代わりにティアのご飯ももらう。


「いいよ!」


 良かった。ティアが了承してくれた。


「あーん」


 とティアが口に運ぼうとしてきた。流石にそれは……


「ティア、自分で食べれるよ」

「え、でもいいじゃん」

「それはなあ。橋渡しと言って行儀が悪いことなんだ」


 流石にあーんを防ぐにはこう言うしかない。


「わかった」


 不満げな感じを見せるが、とりあえずあーんは勘弁してもらえたようだ。男女でのあーんの破壊力なんてもの凄いしな。


 そして俺はティアに切り分けてもらったステーキを口に加える。美味しい。噛めば噛むほど味が染みてきて、肉自身の味が来る。美味しすぎる。


「私もいただき!」


 と、ティアも俺の肉を食べる。


「美味い! もっと食べていい?」

「一口交換の約束だろ。もしもう少し食べたいなら、お前の肉をくれ」

「うーん。じゃあ諦めるか」

「まあ賢明なことだな」


 そして、時間がたち、食べ終わった。


「デザートも食べていい?」

「ああ、いいぞ。俺も食べようかな」

「あ、雅夫さんも食べるの? 気が合うね」

「そうだな」


 と、デザートとして、ティアはモンブランを頼み、俺はクリームブリュレを頼んだ。ブリュレはプリンみたいなものをキャラメルの層の中に入れるといった感じのデザートだ。普通にこれはおいしいと思う。まあ家では食べられないから、あまり食べることはないのだが。


「お待たせしました」


 デザートもすぐに届いた。甘くておいしい。例のごとく一口交換もした。モンブランもおいしかった。


「じゃあ帰るか」

「うん!」


 と、ショッピングモールを歩いていく。すると……服屋さんが目に留まった。


「そう言えばお前制服以外の服って持ってるのか?」


 パジャマは持っていたはずだが、それ以外のやつもあるのだろうか。


「私、女神さまだよ。すぐに生み出せるよ」


 と、ティアは、すぐに目の前にある店の前に展示されていた服と全く同じものを生み出した。あの店だけはぎりぎり閉店してなかったのだ。値段がギリギリ見えるから見てみると、三万円だった。普通に高い。これを生み出せるとは女神様恐ろしい。


 ん? ちょっと待て……


「これ生み出して売ったらお金になるんじゃねえか?」

「え? でも私お金自体を生み出せるのよ」

「だって、そうしたら経済に良くねえじゃん。あの、取引アプリを使ってさ」

「ああ、確かに。でも面倒くさくない?」

「ならさあ、お金生み出す代わりに物を生み出しまくってそれを寄付とかしたらいいんじゃねえか」


 寄付したら、偽札使ってもセーフだろう。知らないけど。


「じゃあさっそく明日図書館に複数個本を寄付してくれ」

「今からでもいいよ!」


 と、ティアは何かした。何かと言っても、目に見えないから分からない。


「これで寄付してきた」

「よしえらいぞ!」


 と、よしよししてそのまま帰路へとついた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ