20食目:夏のツッカバオム
パン、一枚。
目玉焼き、一つ。
スープはおかわりせずに、一回だけ。
「……ごちそうさま」
今日の朝ごはんを終わりにする挨拶をしたら、サージおねえちゃんがカツンと、スープを口に運ぶスプーンを落としてしまった。
「ル、ルカ? どうしたの? 今朝はスープのおかわりもあるし、パンもまだたくさんあるわよ。それに、目玉焼きもまだ一つ残っているし」
「うん。でも、いいの。えっと、もうおなかいっぱいだから」
キュルルルと、ぼくのお腹が鳴った。
家族みんながぼくの方を見ている。ぼくは、ひとまず思いっきり笑う。こういう時は、笑っておけばなんとかなる。
でも今日の朝はそうはいかなかった。
「ねぇルカ、お腹の調子でも悪いの? ヨハン先生のところに……」
「だいじょうぶ! だいじょうぶだもん! あ、つきのいろがかわったよね! きっときょうはツッカバオムのしゅうかくでいそがしいとおもうから。だから、えっと、スヴェンおじさんもいってたから、えっと、だから、もういくね!」
「え、でも目玉焼き」
「コルザおねえちゃん、たべて! いってきます!」
ぼくはサージおねえちゃんのお弁当も持たないで、急いで家を飛び出した。
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「……さすがのあたしでも、目玉焼き三つは食べられないんだけど」
「目玉焼きの心配よりも、ルカの心配しなさいよ! 昨日の夜だって、スープおかわりしてないのよ。パンも食べてないし、ベーコンだって一切れでやめちゃうし」
「たしかに、ルカがあんなに食べないのは、ちょっと心配ね」
「今日のお手伝い、やめてもらってヨハン先生の所へ連れて行った方が」
「おねえちゃんのそれは心配しすぎだって」
「でも!」
おねえちゃんたちの話し合いは、ぼくの残した目玉焼きをお父さんが食べ始めたところで、一旦終わったらしい。
「今夜も食べないようなら、腹の具合が悪いかもしれんから、明日、先生の所へ連れて行きなさい。今は朝食を食べてしまわなければ、コルザは学校に遅刻するし、サージも片付けが終わらなくて困るだろう」
「だけど、父様」
「何、本当に腹が減って我慢が出来なくなれば、何か食うだろうさ。あまり過保護にし過ぎるな」
サージおねえちゃんは、おとうさんの言葉に悩んだけど、仕方なさそうに座り直してまたスープを食べた。
ぼくが急にいなくなった朝ごはんの時間は、そのまま過ぎて行った。
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果樹園の入り口に着くと、ツッカバオムの甘くて、川を流れる水みたいな匂いが、ぼくの鼻に届く。
ぼくはその匂いを思いっきり吸い込んで、これから収穫できることが楽しみでいっぱいになった。
ギュルルルル……
ぼくは思わずお腹を押さえて、この音を聞いている人が他にいないかを探すために、首を動かす。
誰も聞いていないことにホッとしてから、ぼくは小さくため息を吐く。
『太り過ぎで身体が上がんにぇんだ!』
昨日、メルはぼくを指差してそう言った。
太り過ぎは、ひまんとも言う。
つまり、四の月にヨハン先生に言われたぼくの身体の状態が、身体強化の魔法を邪魔して、早く走れなくて、メルに負けているのだということに、ぼくは驚いたし、悲しくなった。
『どうしたらいいの?』とメルに聞いたら、メルは不思議そうに首を傾げて、『食べる量を減らせばいいんじゃにゃーにょ?』とだけ教えてくれた。
だからぼくは昨日の夜からごはんを食べる量を減らしている。いつも食べている量よりも少なくなるように気をつけて、おかわりは絶対しない。今日はお昼ごはんも持って来なかった。
だけど。
グルルルルル……
「……やっぱり。おなかすいたなぁ」
いつもはお腹いっぱいに食べているから、余計にお腹が空いているのが辛い。
ぼくはスカスカのお腹をさすりながら、スヴェンおじさんたちの集まるツッカバオムの木までとぼとぼと歩いていく。
甘いぼくを呼ぶ香りを漂わせているツッカバオムの実は、もうしっかりと熟していて、昨日の夜に色が変わった七の月の色のように、ツヤツヤの黄色に輝いている。
まだまだツッカバオムの木は遠いのに、ぼくはその匂いだけで、口の中からたくさんの唾が溢れてきて、今にも口の端っこからよだれが垂れて出て来そうになりそうになる。
ぼくはお腹を擦りながら、口の端っこからよだれが出ていないか触って確かめながら、スヴェンおじさんたちが楽しそうにお喋りしている所へ歩いて行く。
「よぉ、おはよう坊ちゃん。今日はお前さんがずっと楽しみにしていた、ツッカバオムの……大丈夫か? なんだか、元気がないように見えるが」
「おはよう、スヴェンおじさん。だいじょうぶ。きょうはツッカバオムのしゅうかくだもんね! ぼく、ずっとたのしみにしてたんだ! きょうは、いちばんいいはつものくれる?」
「あぁ、構わんぞ。じぃさんが約束したんだろう? なら、俺も守らないとな」
「ありがとう、スヴェンおじさん!」
グゥルルルルルル……
ぼくは思わず鳴ったお腹を両手で押さえる。
おじさんたちはすごくびっくりした顔でぼくの方を見たけれど、すぐに声をあげて笑い合う。
「なんだい坊ちゃん! 腹がなるくらいに楽しみだったのか!」
「あらあら、じゃあ早く収穫を始めないとねぇ」
「収穫している間につまみ食いはしないでおくれよ」
ぼくはお腹を擦りながら、おじさんたちと一緒と笑う。
「こんにちは。お手伝いに来ました」
笑っていると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえて来た。
後ろを振り向くといつもよりも綺麗に整っている灰色の短い髪を揺らして、にっこりと笑っているメルが立っていた。
ぼくはメルが来てくれて嬉しいけれど、おばさんたちはちょっと硬い表情で、にっこりと笑っているメルの方を見ていた。
「あんたは、こないだ越してきた薬売りさんところの子だったね」
「今日はどうしたんたい?」
「えっと、おばあちゃんがお話してくれていると思うんですけど?」
メルがにこにこした顔のまま、青い目をスッとスヴェンおじさんの方に向けると、おばさんたちの目もおじさんの方を向く。
スヴェンおじさんはちょっと困って目を逸らしながら、おばさんたちにメルがお手伝いに来た理由をお話しする。
「あぁ、そうだった。そうだった。ソフィアさんから頼まれていたんだ。あー、ツッカバオムも薬になんのかい?」
「はい。ツッカバオムには、栄養がたくさんあるので、是非とも分けて欲しいと、おばあちゃんから言われています」
「薬になるなら、俺たちのためにもなるわけだし、構わんよ。えっと、坊ちゃんのことはよく知ってるな? 坊ちゃんも一緒に手伝いするからな。そこの籠持って、一緒に待ってな」
「ありがとうございます」
メルはずっとニコニコしたまま、木の近くに置いてあった籠を二つ手に取ると、ぼくに一つ籠を差し出してきた。
「あ、ありがとう」
「どういたしまして」
メルはニコニコのまま、ぼくの隣に大人しく立って、おじさんたちがツッカバオムの木の下で実を収穫できるように脚立を用意しているのを見ている。
ぼくはいつもと違うメルの様子に思わず首を傾げて聞いてしまった。
「……メル、なんかきょうニコニコしてるね? それにはなしかたもいつもとちがうきがするんだけど、どうしたの?」
メルはニコニコの顔のまま、くるっとぼくの方を向いた。顔はニコニコしているのに、青い目はちょっと怒っているように見える。
メルはぼくのすぐ近くに寄って、おじさんたちに聞こえないように小さい声で話をする。
「……ニコニコしてんのは、その方が、愛想がいいからだに」
「あ、はなしかたもどった」
「いつもの喋り方だと、あんまり子どもっぽくにぇからにぃ。あそこのおっちゃんはともかく、おばちゃんたちは、にぃのことを警戒しているからにゃ。にゃんかの拍子に、獣憑きだとか、魔女だとか言われて、この村を出ることになっちゃ、ばっちゃが困るからにゃ」
「あ、そっか……」
メルとメルのおばあちゃんは、旅の暮らしから、落ち着いて家に住める暮らしをするために、このレーヴァルト村に来たんだ。
もし獣憑きだって他の人が知ってしまったら、怖がられて、本当に村を出て行って欲しいと言われてしまうかもしれない。
それはぼくにとっても困ることだ。だって、今のぼくはもっとメルに魔法を教えてもらいたい。そのために今だって頑張って、
グォゴゴゴゴゴォ……
メルの顔が、ニコニコからものすごく驚いた顔に変わっている。目も口も大きく開いていて、その顔にぼくはびっくりする。
「……おみゃあ、もう腹減ってんにょか?」
「だってぼく、たべすぎで、ふとりすぎなんでしょう?」
「んにゃあ。まぁ、見るからに明らかにゃくらいにゃ」
「メル、きのうぼくに、たべるりょうをへらしたらいいって、いってくれたでしょ? だから、きのうのよるから、へらしてるの」
「だからってまだ朝にゃにょに、そんにゃ腹の音がするにょは、どうにゃんだにぃ?」
「でも……」
「おぉい、坊ちゃん。それと、嬢ちゃん。そろそろ籠を持って来てくれ」
「あ、ほら、よばれてるよ! いこう!」
ぼくはメルに渡された籠を持って、収穫を始めているおじさんたちの所へ向かう。籠には何も入っていなくて軽いはずなのに、どうしてか足がふらふらする。
ぼくは足に力を入れようと頑張ってみたら、お腹が少しだけぽわっとあったかくなったけど、急に背中から首の辺りにかけて、とても冷たい水をかけられたような感覚がした。
お腹が減るから使わないようにしていた身体強化の魔法を勝手に使ってしまったぼくの目の前は急に真っ暗になった。
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目が開いたら、ぼくはよく晴れたお空を、木の葉っぱの間から見ていた。
「お、起きたかに?」
メルの声はぼくのすぐ隣から聞こえたから、ぼくは首だけを動かしてそっちを見た。
メルはちょっと呆れた顔でぼくの隣に座って、ぼくを見下ろしていた。
「おみゃあが倒れている間に、ツッカバオムの収穫は全部終わっちまったにゃ」
「……おてつだい、できなかった」
「ま、気にすんにゃ。後でおっちゃんたちに謝っておけよ」
ぼくはいつもみたいに起きあがろうとしたけれど、身体はたくさん走った時みたいに重たくて、上手く動いてくれなかった。
「まー身体は動かんだろうにゃ」
「……なんで、わかるの?」
「これでもばっちゃの手伝いして長いからにぃ。身体の調子がおかしいやつは見慣れてんだ」
「ぼく、からだのちょうしおかしいの?」
「んだにぃ。おかしいにゃ」
身体の調子がおかしくて、動けなくなって、お腹が空いている。
ぼくは、この感覚を知っている。
まだ覚えている。
気がついたらぼくの目からは涙が溢れ出ていた。
「んにゃっ?! にゃんでおみゃあ泣いてるんだにゃ!!」
「だ、だって、ぼく、しんじゃうんでしょ?」
ぼくは身体の調子がおかしくなって、動けなくなって、死んでしまった。
大好きな家族とお別れすることになった。
また同じことが起こるんだと思ったら、涙がどんどん溢れてくる。
まだぼくは、フレディスおかあさんに抱っこして欲しいし、サージおねえちゃんのごはんも食べたいし、コルザおねえちゃんからこっそりおやつももらいたいし、リヒトおとうさんの髭チクチクもして欲しい。
ぼくはどんどん溢れる涙を拭えないまま、だんだん息が苦しくなっても泣き止めないでいた。
「ぼく、まだおいしいもの、もっとたべたかったのにぃ……」
「まだ食えるにゃ」
「なんでぇ?」
「というか、そもそもおみゃあは、まだ死にゃにぇよ」
「……うぇ?」
ぼくはまだ死なない。
メルの言葉にびっくりして、涙が止まる。
グォオオオオルルルルルルゥゥゥゥ……
お腹の音が大きく響き渡った。メルがちょっとニヤッとした顔で見ていた。
「そんだけの音が腹から出んにゃら、もうちょい頑張れば起きられるんじゃにゃーにょ? あ、身体強化は使うにゃよ。また気ぃ失うかもしれにゃいからにゃ」
ぼくはメルに言われた通りに身体強化の魔法が出ないように気をつけて身体を起こそうとしてみたけど、あんまり力が入らなくて、結局メルの手を借りて身体を起こした。
やっと身体を起こしたぼくの手に、メルがポンと置いたのは、
「ツッカバオム……」
「おっちゃんからもらった。今年一番の初モノだとさ」
「でもぼく、おてつだい……」
「今までたくさんしてもらってたから、こんくらい構わにぇってさ。それに、こういうのは初モノのが効くんだ」
「きくって?」
「おみゃあの今の体調にだに」
そういえば倒れる前に、メルがツッカバオムは薬になるって言っていたのを思い出した。
ぼくの手に乗っているツッカバオムは、黄色の皮がツヤツヤに輝いていて、甘くて、美味しそうで、ぼくを呼ぶ匂いがする。
ぼくの両手でしっかり掴まないと転がり落ちてしまいそうなツッカバオム。口の奥からどんどんとよだれが溢れてくる。
食べたい。
今すぐに、この黄色に輝く実を口に入れたい。
だけど、
ぼくはツッカバオムの実を口から遠ざけた。
「……何してるんだに?」
「ぼく、たべない」
「ニャア? おみゃあ、ツッカバオム大好物だろ? 何で食べないんだ」
「だって、ぼく、たべすきだから。ぼくがはやくなるためには、たべるりょうをへらさないと、だから、たべない!」
「……んにゃあ、そういうことか」
メルはバサバサと頭を掻く。せっかく綺麗になってた灰色の髪の毛が、いつものようにボサボサになっていく。
いつものメルになったなと思ったら、メルはぼくの目を見て、すごく真剣な顔をする。
「あんにゃあ。たしかにおみゃあは食べ過ぎで、肥満体で、身体が重い。そのままでいたら、身体にもよくにぇ。でもにゃ、それを改善するために、飯を全然食わにゃいと、今みたいに気を失って倒れたりするんだ」
「でもぼく、きのうのよるごはんもたべたし、あさごはんもたべたよ?」
「いつもより少にゃすぎる量をだろ? 今まで大量に食べてたにょに、急に量だけにゃんか減らしたら、身体がついて来にぇよ。それに、にぃたちは、ある程度食っておかにぇと困るんだ」
「こまる?」
「身体強化魔法を使う時だに」
メルにそう言われて、ぼくはすぐにわかった。
さっき倒れた時、ぼくの身体は勝手に身体強化の魔法を使った。最初はいつもみたいにお腹があったかくなったのに、すぐに背中からとても冷たい水をかけられたような感覚がして、そして目の前が真っ暗になった。
「身体強化魔法は、ほとんど上級魔法と言ってもおかしくにぇくらいに、魔力を大量に使う魔法にゃんだ。魔力を大量に使うから、ちょっとでも使えば身体から魔力を大量に取られる。魔力を大量に取られるから、魔力が足らにゃくにゃって、腹が減る。魔力が無い時に、無理やり魔法を使おうとすれば、魔力切れを起こして、下手すれば死ぬ事だってある」
「し、しんじゃう?! やっぱり、ぼくしんじゃうの?!」
「んにゃあ、だから今は死にゃにぇって。というか、死にたくにゃいにゃら、にゃおのこと、その手に持ってるツッカバオムを食え。そいつぁ、身体の栄養ににゃるもんも多いが、魔力の素にもぴったりの果物にゃんだからよ」
「まりょくのもと?」
聞いたことのない言葉に首を傾げて、メルに教えてほしいと視線を送るけど、メルはツッカバオムを見てからぼくをジッと睨みつける。
ぼくは仕方ないから手に持ったツッカバオムに齧り付く。
ツッカバオムの皮は、薄くてパリッとしているので、皮ごと食べても美味しい果物だ。皮の下からはシャリシャリの実が出てきて、噛めば噛むほど、甘い汁と匂いが口一杯に広がって、気がつくとトロリと溶けて、お腹の中へ入ってしまう。
そしてお腹の中に入ると、そこからじんわりとあったかくなって、それが少しずつ、少しずつ、ぼくの身体の中に広がっていく。
それは身体強化の魔法を使う時によく似ている感覚だった。
「ひとまず、それ一個食えば魔力も身体も落ち着くはずだに。しっかり食いにゃがら、にぃの話をよーく聞けよ」
ぼくはツッカバオムを噛み締めながら、メルの方を向いて頷いた。
「春のプリブリューテの蜜。夏のツッカバオム。秋のエプフェルビーン。冬のクラツァプフェンの樹液。今言った四つの食べ物は、精霊様が好んで食べる季節の食べ物だ。精霊様が好んで食べるってことは、つまり魔力ににゃりやすい食べ物だと言われているにゃ」
「まりょくになりやすいたべもの……」
「この世界には、魔力ににゃりやすい食べ物と、にゃりにくい食べ物が分かれてんだ。例えば、おみゃあの嫌いなニンジンやタマネギ。こういうのは、魔力ににゃりにくい」
「じゃあ、たべなくてもいい?」
「それはまた別問題だにぃ」
「むぅ」
せっかくニンジンとタマネギから逃げられると思ったのに、残念だ。
「さっき言った四つの食べ物の他に、これからの時期だと、ブーラメンコリーとか、ネクタツァッペンとかは魔力ににゃりやすいにゃ。それから、魔獣なんかの肉や卵もだ」
「まじゅう?」
「ガルバ鳥とか、ツィーフェルとかだにぃ。魔獣は身体に魔力を溜め込んでいる。溜め込んだ魔力でにぃたちみたいに、身体強化をしたり、技を繰り出したりしてくる。だから、魔獣の肉や卵には魔力が溜まっていて、食うと魔力ににゃりやすいにょさ」
「ふぅん」
メルの話を聞いているうちに、手に持っていたツッカバオムは種が付いている芯の部分を残して、綺麗にぼくのお腹の中に収まった。
丸々一個のツッカバオムを食べたぼくのお腹は少しだけ満足して、そしてさっきまでちょっと動くのも辛かった身体が、少し軽くなっていた。
「すごい。うごける」
「そりゃそうだに。初モノのツッカバオムにゃ、大量の魔力が溜まっているからにゃ。おみゃあくらいの身体の大きさにゃら、一個食べれば十分すぎるくらいだに」
「でもおなかはあんまりいっぱいになってないよ?」
「そりゃおみゃあ、昨日、今日と前よりも食べにゃきゃ、あれ一個じゃ腹は膨れにぇよ」
「うぇ?」
ツッカバオム一個あれば、十分すぎるのに、お腹はいっぱいにならない。
ぼくはメルの言っている事がわからなくて、頭がこんがらがりそうになってきた。
「えっと、えっと、じゃあ、ぼくは、なにをたべたらいいの?」
「んにゃあ……。そこは自分で考えろって、言いてぇけど、おみゃあが考えた結果が今だからにゃあ……」
メルはほんの少しだけ考えて、すぐにぼくの方を向いた。
「コツを教えてやる。この後、手伝いが終わったらにゃ」
ようやっと、ここまで来た。
無理なダイエットはやめましょうね?
どうもレニィです。
さて、ようやく普通の野菜とそうじゃないものの区別が書けました。
これがこの先も大切な要素になっていく。(予定です)
次は正しいダイエットを!
そんな感じです。
どうぞよしなにー!!!




