表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/41

ランクアップ

朝早くから宿を出てボクは冒険者組合に向かう、日は昇っているもののまだ高くなく、街中も人はまばらで露天の準備をしている人達が殆んど、後は荷馬車がたまに通りすぎて行くくらいだ。


道を進んで行くとやがて冒険者組合が見えてきた、たどり着き中に入ると幾つかのグループがテーブル席に座って談話したり依頼書を見ている。


まだフーワとライムは来てなさそうだけど...と中をキョロキョロ確認していると背後から聞き慣れた声がした。


「お~、先に来ておったか」


「おハヨ~」


入口からフーワとライムが中に入ってきた。


「おはよ~」


振り返り右手を振って挨拶を返す。


「さて、さっさと報酬貰って武器の準備と解毒ポーションを買わんとの、それが終わったら七層の攻略じゃ忙しくなるぞい」


「ちゃっチャとイコ~」


合流したボク達は受付に歩いていく、カウンターにはツルツルおじさんが立っていた。


「お~嬢ちゃん達か今日は何の用だ?」


ニカっと笑い声を掛けてくる、相変わらず身体は筋肉でムキムキしている。


「今日は報酬を貰いに」


「そうかそうか報酬な。あ、そうだ、今嬢ちゃん達は何処まで迷宮進んでるんだ?」


言われてボクとフーワ、ライムは顔を合わせて返す。


「七層までだよ」


するとツルツルおじさんは腕を組み。


「お~、なら初心者卒業だな!!依頼も幾つか受けてこなしてるしいいだろう、冒険者ランクのアップだ!!」


冒険者ランクアップ、つまりポヨポヨクラスの次になれるって事だね。


「三人供冒険者証を出しな、手続きして書き換えてくるからよ」


ボク達は首にかけている冒険者証を外しツルツルおじさんにそれを手渡す。


「よし待ってな、すぐ終わるからよ!!」


三枚の冒険者証を受け取るとカウンターの奥へ歩るいて行く。


「ランクアップか~」


「これで組合からの報酬も上がるのう」


「依頼も受けラレるの増えルヨ」


それから数分後、おじさんが戻ってきて冒険者証をそれぞれに手渡した。


「待たせたな、今日からお前さん達はグリズリークラスだ、頑張ってまたランクを上げな待ってるぜ!!」


冒険者証を受け取り見てみるとポヨポヨクラスからグリズリークラスへと書き換えられいた、これでボク達三人はグリズリークラスだ、よ~し頑張るぞ!!


「後こっちは報酬な、ランク上がって金額も上がったらからな」


おじさんからお金の入った茶色い小袋を貰う、紐を緩めて中を確認すると銀貨が10枚入っていた。


「わ~、凄い増えてる!!」


「ほ~、こりゃいいのう」


「生活楽にナル」


ランクが一つ上がっただけでこんなに貰えるのか、上級ランクになったらどうなるんだろ。


財布をしまってボク達はホクホク気分で冒険者組合を出た、さて次は装備と解毒ポーションだね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ