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一千一瞬物語

ショートショート「心の重さ」


気は晴れないが、くよくよしていても仕方がない。


私は一週間ぶりに円盤型のロボット掃除機のスイッチを入れた。


すると掃除機は掃除をしないで、所在なさげにウロウロと動き回っている。


そして私を見つけると、近づいて来てしゃべり始めた。


見ると、エラー表示が出ている。音声ガイダンスのようだ。


「本機の自重が前回稼動時より約3キログラム減っています。重要なオプション機器がはずされたものと推定します。このままでは正常な動作が行わない可能性があります。すみやかにオプションを再装着してください」


そして、そのまま充電ステーションに戻り動かなくなった。


私は無駄と知りつつ、掃除機にそっと話しかける。


「タマはもう帰ってこない。死んでしまったんだよ」



掃除機はもう何も答えない。


……ただ、エラーを示すランプを明滅させている。


それはいつまでも止まらなかった。



(了)

こちらにも書いています

https://note.com/applesamurai/n/n5deff7e858d6?magazine_key=m8fa32f8a2051

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