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MY song

国道2号線で。

作者: caem

偲び込む吸血鬼。


 朝早くから走らせる 車


 少し 焦っていたかな



 眠気覚ましにうってつけの朝陽


 ミラー越しの 眩しい灯り


 壊れたサングラスが間に合わない


 もう イミテーションに過ぎなくて




 喫茶店を目指すかのように


 海辺を 勢い良くアクセルを踏み込んで




 湾岸線には 同じような面持ちなのか


 見えた駐車場は 満員御礼


 珈琲の看板すら 滲むぐらいに




 カモメが止まる信号機


 釣られて 大勢のスズメや鳩


 並ぶ 夥しい自転車の数々




 ごうごうと うなる遥か極み


 飛行機雲に 紛らわされて 次に向かう




「お腹、減ったなぁ……」




 この時季には珍しい 立派に聳え立つ向日葵


 辺りに飛び交う 雪虫 小虫


 構わず開けた窓から まさかの脅威に


 脅かされた




 ポリポリ ガリガリ


 ポリポリ カリカリ






 痒い





 まだ 現役だったバンパイア


 蚊が 舞う 車内

ただ、鬱陶しい!

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