NO,6 悪役令嬢は振り返る(2
頑張りました
表現や感覚の捉え方をもっと勉強していこうと思います
あのあと
二人を外に出して女装に着替えた。
言ってなかったかもしれないが後宮の紫苑家の部屋はなんかもう、家でね?って感じだ。
豪華に施された背景に黄金に華美された小物たち。
ベッドなんか天蓋つきのロマンチックなベッドである。
俺が女装に着替えるといって二人を追い出してからすでに数分が立っている。
「さっさと着替えないとな」
風子に対して文句を言いつつ着替える方法を教えてもらいなんとか着替えることができた。
胸には詰め物を詰めて誤魔化している。
パンツは勘弁してくれと風子に土下座すると勘弁してくれた
男の沽券にかかわる問題なのでこれは譲渡できない。
着替えが終わると風子に化粧を教えられた。
必要ないと言ったんだが、
「あなた、そんな醜い顔で歩くつもりですか?恥を知ってください」
とか言われた。死ぬ
二人ともなんかほわぁと惚けている
そんなに変だろうか。
「すごく可愛いです。本当に!」
「ふぉぉぉぉ美しい!これが神の美貌とでもいうのかあああああ!」
なんだろう、全然嬉しくない。だが、女装に関しては・・・まんざらでもない!
「ありがとう、お世辞でも嬉しいよ」
とかいっとく。好感度下がったら嫌だし。
何はともあれ準備は整った。女装に変装したため次は後宮に居る人々への自己紹介だろうか。
「現在後宮には何人ぐらいいらっしゃいますの?」
「100はくだらないかと。今夜皆様が集まる集会がありますのでそちらでご挨拶なされては?
あと意外とノリノリで気持ち悪いです。」
こいつは俺に話しかける時、俺を傷つけないと、気が済まないんだろうか
でも案外普通じゃね?女装ってケッコー盛り上がるよ?学園祭とか
じゃあ集会の時やるか、とか思っていると重々しい扉にコンコンとノックの音が響く。
「何かお用事でしょうか?」
普通は侍女がするんだが動く気配が一向にないので俺が開く
「申し訳ありません、紫苑家の方がいらっしゃると聞いて、
ご挨拶に参った次第です。」
「あら、気にしなくても結構ですのに。私からあとで集会で挨拶させていただく予定でしたわ」
この子はとても礼儀正しい印象を受ける。やはり貴族の娘は違うな・・・うちのとは
その後たわいもない談笑をしつつ
中に入りますか?とかいったらとんでもない速度で顔を横に振られた。
畏れ多いですだって・・・
まあ仕方がないそれだけ紫苑家の地位と名誉は莫大なのだ。男と話してもよくあることだ
仕方が無いのでにこやかに会話を切ってお別れした。
後宮は大変そうだが尽力するしかないだろう・・・死にたくないし
手にとってくださり誠にありがとうございました
超嬉しいです