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NO.5 悪役令嬢は振り返る

頑張って2話投稿続けれそうです

後宮に来て既に3日目、そろそろ後宮暮らしも・・・・なれてくるわけありません。


もう最近は女の子が怖くて現実逃避する日々です。


後宮当初の頃を思い出します・・・・


「知らない天井だ・・・」


なんとなくいってみた。言わないといけない気がした。


しかし本当にここはどこだ?

どこもかしこも金ぴかで落ち着かないんだが・・・


「お目覚めになられました、優菜お嬢様。現実逃避はやめて戻ってきてください」


おっと侍女の風子だ。どうやら天国ではないらしい。

だが見覚えのない景色に侍女である風子がいる現状、

認めなければならない・・・

ここが・・・後宮であることを・・・


しかし今の俺は男のカッコをしているぞ

後宮は男子禁制なのではなかったか?


「バッグに詰めて持ってきました。気絶してる人着替えさせるのは面倒でしたので」


「流石にそれはなくない⁉︎」


この女、相変わらずクズだ!


まあだいたい予想はつく

親父が俺をここに入れた以上ばれたら処刑な訳だし。

暇な人生よりよっぽど刺激があっていい。


いっちょーやったりますか!とかいってたら



「まあそんなことより他の侍女も紹介したいのでちゃんと起きていただけます?

手は出さないでくださいね?」


あ、当たり前だろ?そんなこと考えてないよ?ホントだよ?


じゃあとりあえず侍女の紹介の前に着替えるとしますか!

侍女にばれたらまずいだろうし

「おーい風子、この着替えってどうやるんだ?教えてくれー」

俺が風子に聞くと


「え?なぜご自分で着替えようとしているのです?

あなたは今お嬢様なのですよ?男と違って着せてもらうのが普通なのです」


「いや初耳だが、しかもお前絶対イヤがるだろう?」


「そりゃ私は汚れたくないのでしませんけど、そのための侍女じゃないですか」


は?なに?侍女に俺の着替えを手伝ってもらう?


なにそれ、なんてご褒美・・・違う違う

ちなみに風子の言動は無視だ。俺が泣きかねない

「侍女に俺が男ってばれたらやばいだろ!だめじゃん!」

そりゃ後宮お抱えの侍女ならばまずいだろう


王に後宮に男が入り込んでるとか言われたら一発アウトだ


「安心してください、お母様が根回しを行い、一部の侍女やお偉いさんがたに事情を

話しておいでです。」


母、有能 父、無能


「そりゃあ流石の手腕だな、かあさんも」

相変わらずあの二人は頭の回転が常軌を逸している。


かあさんはいい方向に、親父は悪い方向に、だがね


「あ、お母様から伝言がひとつ、後宮の女の子ちゃんと、攻略して来なさい」


だそうです。




前言撤回、どちらも悪い方向に常軌を逸している。


そうこうしているうちに侍女が来た。


容姿としては美人系の黒髪ロングな清楚系の娘と

水色の髪にカールがかかった大きい瞳の可愛い系の娘だ。


「璃子と琉璃でございます、こ、この度康介様の侍女になりました、宜しくお願い致します」


・・・怯えてるみたいだ。かあさん、いったいなにをしたんだい?


少し涙目になってるし体も震えている。尋常じゃないビビり方だ。


「怯えなくてもいいよ、なにもしなかいから。

ただ俺が後宮から帰れるようになるまで少し手を貸して欲しいんだ、いいね?」


俺はそういった後、自分の身の上話をした。親父のことや俺の苦労話などの話を聞かせた。


話を聞いてるうちに二人とも落ち着いてきたようだった。


「そんなことが・・・心中お察しします」


どうやら俺の立場を完全にわかってくれたらしい。ありがたや、ありがたや


そんな話をしていると風子が二人に耳うちした。


二人は急に顔を真っ赤にして頷いている。なにがあったんだ?


その後ドヤッとした顔で風子がパンッと手を叩くと

二人が顔を真っ赤にしながら俺の近くに寄ってきた。


なんだ?もしかして俺にもついにアッチ方面のフラグが・・・


このぐらいの年の男なんてみんなこんなもんである

その発想力や想像力をあらぬ方面につかってしまうイケナイ年頃なのだ。


とか思ってたら俺の貴族服を脱がせ始めた。


え、本当に?まじかよ?え、ちょっとま、心の準備が。


初体験は好きな人とって決めてるのにぃ


とか言ったら風子に虫けらを見るような目をされた、死にたい


ただ単に着替えさせられただけでした。


二人は顔を真っ赤にさせながら「お嫁にいけない・・・」とかいっていた。


なんならうちにこい。








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