表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/21

NO,3 悪役令嬢は後宮のドン

3話連続投稿です。

ほとんどデビュー作と変わらないので不安ですが全力で頑張ります

「あ、あら、みなさん御機嫌よ、よう」

「「「はい!優菜様!御機嫌よう!」」


どーもみなさん康介です。後宮の首領、やらされてます


親父の命令の後気絶させられ、後宮に追放させられました。

次あったら殴る予定です。


首領というのはあながち嘘じゃありません。

なんたって父は若い頃ぶいぶい言わせてましたから。

王も無視できないくらいの発言力は持っています。


ですから周りには俺を疎ましく思う人や俺にゴマをする人も出てきます。

正直、女の子コワイデス。激しくコワイデス。


男なんかよりよっぽど肝据わってます・・・


「優菜様!今日私の部屋で小規模なティーパーティを行うんですの。

もしよろしかったらいらっしゃっていただけませんか?」


「私の部屋では、フォンデュパーティを行いますわ!

是非いらっしゃってくださいまし!」


「あら、フォンデュパーティなんて品がないことに

優菜様をお呼びにならないでくださる!?

優菜様は私たちのティーパーティに参加していただくのよ!」


「品がないと感じるあなたは品性が足りないのではなくて!?」


これである


なにこれ、おれ、ちゃんと悪役令嬢できんの?

なんかマジモンの悪役令嬢っぽいのが目の前で喧嘩してるんですけど



「落ち着いてくださいませ、私は今日もう用事があるんですの・・・

申し訳ないのですがお二人ともまたの機会にしていただけます?」


頑張って振り絞った断りの言葉 。男とは話し慣れているが女とはあまり話したことがない


例外は優菜くらいだろう。


大丈夫かなぁ と思って二人を見ると・・・・


「だから優菜様は私たちと……」


「いえ!私達と!フォンデュパーティを………」


聴いちゃいねぇ!?


しかもどんだけフォンデュパーティしたいんだよ!?


俺は二人にばれないようそそくさと私室に帰るのだった…


「御嬢様(笑) 大変でございましたねぇ ククッ」

この大変失礼な奴は俺の侍女、風子だ。


親父が俺に送った唯一の助け舟である。

助け舟であると言ったものの本人が常にこんな調子だから泥舟に近い


「お前は相変わらず失礼だな・・・一様雇い主なんだから言動には気をつけろよ?」

ビビらせようと軽く睨むと


「私の雇い主はあなた様の父でございます。あなた様のような

親の脛を齧り後宮でハーレムを狙おうとしている王にそむくような無礼なことを

現在進行形で行っている乳臭いガキではございません」


「ねえ、泣いていい?泣いていいよね?俺」

俺だって好きでこんなところきてるわけではない、

それなのにこんな屑みたいな扱いを受けるとは・・・・


「冗談でございます」


「その冗談は悪質すぎるよ・・・俺以外にはそういったことは言わないようにね・・・」


「言われなくてもあなた様以外には言うわけありません」


・・・俺の最悪な後宮生活はまだ始まったばかりだ



帰りたああああああああああああああい

だれか俺に癒しをくれええええええええええええええええええ


あと風子クビにしてくれえええええ


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ