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NO,15 悪役令嬢は怒りにたぎる(2

投稿遅くなってすいません!

学校行事がいろいろありまして・・・


まあ、この女には擁護がないわけだし

嫌がらせ女はリーダー格で周りと程度親しくしてそうな感じだな


普段はいいやつなんだけどちょっと嫉妬しちゃいましたってか?



・・・虫唾が走るね、まったく


おれに嫌がらせする奴もそんなんだったよ

いかにもなリーダー格で優しそうな顔で、やったらなんでもできるみんなの人気者ってか?


正体はただ人気を集めたいだけの自尊心の塊だったけどな

嫌がらせは止めそうな性格なのにそれに乗ってくる奴


無視をする教師陣

それにおれんちの財産狙いで俺をかばい

俺に甘みがないと裏切るような奴ら


そんな奴らから嫌がらせを受けてこの女に当たってしまうのは罪だろうか?


・・・いや罪なんだろう、間違っているんだろう


だけどもう止められない歯止めがきかない

「わたしはあなたは聞いてないのだけれど

それにあなた、嘘をついているでしょう

あなたみたいな下卑た顔をした方々をたくさん見てきましたのよ?

それとも私があなたの三文芝居に乗ると思ったのかしら?

・・・あまりなめないでくれるかしら?

わたしはお山の大将になる気はありませんの」


敵意、敵愾心、微量の殺意を持って問いかける

「いっ、いえ!そのような事は⁉︎」

彼女は怯えたように、化け物でも見るかのように此方を見つめる


少し失敬だな・・・あんたの目の前にいるのはただの淑女だよ

そう目であやすと彼女は気を失ってしまったようだ


・・・これくらいの殺気で気絶とは・・・

最近の女は弱くなったのかな?


俺の母ちゃんならいまの間で俺の骨をおるし

優奈なら絶えずに笑い抜くぞ

・・・そんで親父が怒って俺の骨折りに来るぞ


あれ・・・もしかしてこれだけ骨折られんのおれんちだけ?

週一で骨おられるんだけど


まあいいや

取り敢えずこれからどうしようか・・・

気絶しちゃったしなああ・・・


あ、俺がかばった女の子は?





気絶してるね・・・

なんでだよ!と思わず突っ込みたくなる衝動を堪えつつ

俺は行動を開始する

取り敢えずこのままだと大変だからそれぞれ気絶している者の侍女を呼んだ


しかしなんでこの子は嫌がらせされてんだ?

まだ特に王子は厄介ごとを(俺以外には)持ち込んでないはずだが


おっと嫌がらせ女の侍女がやってきたようだ

なかなか優秀な侍女のようでパパッと全てを丸く収めに来た


曰く、うちの令嬢が粗相をしでかして悪かったがその女にも非がある

曰く、貴方に何もしていないのにうちの令嬢を気絶させた貴方は無礼で無作法である

曰く、この家の者に対して詫びと慰謝料を請求する


・・・・・

いやあ、実に良くできた侍女のようだ

なんとこの侍女、うちの事を男爵家だと思ってるらしい、

嫌がらせ女ですら分かっていたというのに

公爵家の侍女長だから調子に乗っているらしい

・・・・・

しかしこの方が都合がいい


さあ、どう料理してくれようか?


だが俺の庇ったおんなの侍女はまだこないんだな

来るまでにこいつ片付けておくか


あったら面倒くさそうだし


いやあ本当にこんなに怒りを覚えたのは久しぶりだな

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