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NO,12  悪役令嬢は絶体絶命

いやあ、ネタギレなのよおおおおお

勘弁してください、ポキャブラリーが貧困で困ってます

「それは・・・女装だ!」


唖然とした。何言ってんだコイツ?とか思わなくなくない?

「ムッいや、考えてほしい、進入は不可能、周囲は壁で囲まれている上に

赤薔薇の騎士たちが鼠一匹入らないように警備されている

そこでだ、後は正面突破しかあるまい」


ムッ なるほど、まあ筋は通っている。

だがなぜ女装を選んだんだ?ほかにも方法があったはずだ


「なぜ、女装を選択したのですか?ほかにも方法があると思うのですが」

そうすると彼は少しどやっとした顔と

若干腹の立つ声音で

「そうか、それはおぬしでも分からんか」

ちょっと嬉しそうだ、腹立つ


「それは簡単なことだ、それが最も進入しやすいからだよ

それは今回でも実証済みだ、こいつらは俺の召抱え侍女として同行させた」


なるほどな、まあ荷物はある程度確かめようとするだろうし

ある程度は安心安全だろう。


「だが常に侍女を連れて行くというのは今までの後宮の実例として

あまりないのだ、それに風評もあまりよろしくなくてな・・・」


それはそうだろう、後宮に行くとき他人の侍女がいたら少しは困るだろう


「そこで考えたのが・・・常に後宮に侍女として内密に存在する、ということ」




は?



え、マジで?それってつまり・・・後宮に侍女として住まわせると行くこと?

やばくね?つまり衣食住を共に過ごすということだよ?


ちなみに後宮の侍女は侍女がお使えしている部屋の一室に住むことになる


「そこでだ、名付の人々に週間制で少し侍女としての暮らしにこいつらを慣らしたい、ちなみに政治にはもともと影武者を用意しているので問題ない」


もう何かいろいろひでえな


さっきの女が頬が落ちるぐらいニヤニヤしていたのはこれのせいか


「まあこいつらが気に入った部屋があったらそこで過ごしてもらうから

そこんとこもよろしくな」


本性見えてますよ~もう口調完全に王じゃありませんよ~


要点をまとめると


・この王子たちは女装して侵入する

・女装して侵入したら名付の部屋の侍女として一定時間活動する

・一定時間活動したら他のなつきと交代

・気に入った部屋があればそこに住まわせる

・飽きたら女装で戻り、そして暇なときに女装で入ってくる


こんな感じだろうか


まあいろいろ言いたいことある、落ち着け・・・


状況を察するに・・・最悪だ・・・


もしかしたら喜ぶ令嬢もいるかもしれない

権力有り、金有り、ルックスよし、

三拍子そろった結婚したいランキング堂々一位みたいな男たちだ


だが・・・俺は・・・男だ!!

男ってばれたら・・・死ぬ!

ヤバイヤバイヤバイヤバイ


おれ、どうしよう、終わった


三度目の正直って言うけど

本当に、俺氏、三度目の死亡

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