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NO.9 悪役令嬢は平穏を願う

そろそろ違うジャンルもいいかもと思い始めてきました

様々なジャンルに挑戦していきたいです


何話ぐらい投稿するかはまだ決めてません

50までは続けたいですね

そんなこんなでどーも僕です。

集会ががあったり、首領になったり、パーティに強制参加させられたり



・・・後宮に連行させられたり‼︎‼︎


散々な3日間でした・・・

え!3日しか経ってないの⁉︎まじで⁉︎


もうやべえよ、つれえよ

なんか俺より悪役令嬢っぽいのたくさんいるよ・・・


そんなタメ口を心の中で吐きつつも朝食を食べる。


おれも最近後宮の朝食に慣れてきたと思う今日この頃


唯一の救いが王子はまだ来てないってところだけか・・・

「朗報よ!今夜王子が後宮の夜会に出席するらしいわ!」



俺氏、死亡のお知らせ


・・・だれだ、朝食慣れてきたって言ったの


いや待て!まだ慌てるような時間じゃない

俺が王子を遠ざければいいだけの話だ。

「名付きの部屋の方々は王子様にあいさつできるらしいわよ!?」


「羨ましいですわ、名付きの方々と言ったら宝石の方々や黄金の優菜様でしょ?」


・・・なんだよっソレ!フラグ回収早すぎだろ。

一級フラグ建築士もびっくりだコンチクショー


しかもなに、黄金の優菜様って、俺か?俺のことか?

おれは別に黄金でできてねえよ!

みんな勘違いするからその呼び名やめれ!


・・・ハアハア、疲れた、一気にまくし立てすぎた。


それでも周囲からの喧騒は止まない


朝食ってこんな疲れるっけ?

取り巻きからも羨ましいですわと言われ

ほとんど話したことないことかもお顔とご印象お聞かせくださいと言われ


みんな忘れてるかも知れないけどおれ、男なのよ?

あ、知れないんだった


・・・八方塞がりでござる


万が一にも王妃になったら国内初の同性王妃じゃん!やったね!


とか言ってる場合じゃねえええええええええ


王妃ってか殺されるわ!パンっと首刎ねられるわ!


朝食を食べ終えると周囲の喧騒も静かになっていき

様々な人が会場を離れていく。

この姿を見てるのがおれの唯一の癒しにもなっている


風子には何はなに言ってるかわからんって顔されたがそれでも好きなものは好きなのだ。


その姿を見て、幼き可愛い妹の姿を夢見て、康介は決意する


妹には・・・幸せになってもらおう 後宮とか命がけで止めてやる


彼は・・・後宮がトラウマになっている


午後、夜会、王子様がいらっしゃる。

恋い焦がれていくものもいれば憧れるものもいる。


そんな後宮の中で1人、


己の平穏と妹の幸せを祈る非凡な少年がいたのは、本人以外知る由もなかっただろう




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