NO.1 ~悪役令嬢はご乱心~
文字数が少なめですいません
飽きっぽい性格やら部活やら受験やらあって投稿は不定期になるかもしれません ですが 是非楽しんでいただきたいと全力でがんばって参ります!!
「おい、康介 お前後宮にいけ」
ある日突然親父が痴呆症にかかった。
「かかってねぇよ!親父に対して失礼な! 」実はこの親父、貴族の中で侯爵家という最上級に位置している。そして極度に・・・
「だってお前・・・お前の妹が後宮に行くよう帝から仰せつかりやがってくれやがったんだコンチクショー」
娘を溺愛しているのである・・・
「親父・・・いやなのは分かるがそれで男の俺に男子禁制の後宮に行けっていうのは無茶ってモンだろうよ・・・」
そう、この親父は男である俺に帝の嫁を選定するための後宮にいけというのだ。もし万が一、いやそんなことはありえないが俺が嫁に選ばれたらどうする・・・
一族郎党皆殺しだろう
「大丈夫、上手い感じに立ち回って帝からある程度嫌われつつ一族を罰せられないって言う感じでがんばれば、イケル!」
「いや、イケねえよ 馬鹿か」
俺も昔この親父を尊敬していたのが馬鹿みたいに思えてくる。
「後生だ・・・この後宮を1年間耐えてくれれば何とかする・・・願いも何でも一つ叶えてやる、頼む・・・」
何を言われてもやる気がおきん・・・
それはそうだろう。だって男だし、前世のこと覚えてるから末路も知っているのだからな・・・