最悪の日
翌日
いつも通り怜央が声をかけてきた
「美優おはよう! プレゼント気に入ってくれた?」
「………」
「おーい? みゆーさん?」
「っは!」
お兄ちゃんがくれた本のせいで寝不足だった。
あんなに笑顔で明日までに読んどけなんて言われたら読むしかないだろう
「美優また夜更かししたんでしょ! そんな遅くまで何してるの?」
「べ、別に何でもいいじゃんか!」
「ふーん… それより僕のプレゼント気に入ってくれた?」
プレゼントの包みを開けたのがさっきだなんて口が裂けてもいえない
「うん! 昨日帰ってすぐにテンションあがったよ!」
「ほんと? 今年は悩んだあげく妹にも選ぶの手伝ってもらったんだ」
「あ、やっぱり? 怜央にしてはいいセンスしてんなーとか思ってたんだ」
「えっ? それひどいよー」
「うそうそ冗談だよ」
そんな話をしながら教室に到着
席に座って教科書を机に入れようと鞄を開けると目を疑った。
そこには他人には見つかってはいけないものが入っていた。
きっと寝ぼけて教科書と一緒に詰め込んだのだろう。
(ヤバいっ! こんなもの見つかったら恥ずかしくて学校来れなくなっちゃう………)
「みーゆたん! なに不審者ばりにキョロキョロしてるの?」
「わあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! なんでもないよぉぉぉぉぉぉぉ!」
「っちょ! そんなにびっくりしないでよ」
突然背後から友達の加奈子が声をかけてきた
「後ろからはダメっていつも言ってるでしょうが!」
「初耳なんだけどw でキョロキョロしてどうしたの?」
「な、なんでもないよ! ほら、そろそろ一限始まるよ!」
「?」
こうして私の長い一日が始まったのだった
久しぶりの投稿なわけですよ。
はい。
新キャラ登場回ですた(^ω^)
加奈子ちゃんは多分普通の子のはずです!
それではまた次回お会いしましょう。