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『日本改造計画』

『日本改造計画外電』その拾捌<医師会>

作者: 桃太郎

 今日は、医師会について触れておこう。

 日本医師会には、様々な『建前』が存在する。

 が、実態は 開業医による労働組合のような物だと解釈したまえ。

 ちなみに、日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会を合わせて『三師会』と称する。


 ちなみに、日本における医師には、二種類存在する。

 これについても説明しよう。


 まず、開業医だ。これは、いわゆる『町のお医者さん』である。

 個人経営で、自分の病院建物を持っている。

 中には、自分の病院に勤務する医師を雇っている事例もある。

 で、医者=経営者でもある為、勤務時間=診察時間でもある。

 残業は、無し。勤務時間、休みも自己判断で、決定可能だ。


 次に、勤務医だ。

 これは、いわゆる『大病院の医者』だ。

 入院病棟も備えた大型医療施設と解釈してくれたまえ。

 で、そこに『社員』であるかのように勤務している。

 当然、救急患者も受け入れているし、入院患者も抱えている。

 交代夜勤、土日祝日勤務もある。

 それは、雇用主である病院側の命令に従わなければならない。


 こんな所である。

 で、現状医師会は、開業医が約八割を構成している。

 そもそも、任意団体であり、参加も不参加も自由のはずなのに。

 結果として、開業医に有利な報酬制度ばかり提案している。


患者クランケの命を預かる医師が、高額報酬を受け取って何が悪い。」

 某漫画の台詞だが、よく言った物だ。

 そこで、緊急医療、入院治療など患者クランケの命を預かる医師。

 即ち、勤務医に補助金をつけて報酬を改善する。

 更に、日本医師会・日本歯科医師会・日本薬剤師会の改革だ。

 具体的には、『三師会』以外の団体による労働環境交渉の禁止。

 更に、『三師会』の権力削減から有名無実化までを実現する。


 具体的には、まず法改正。以下の三つを明文化。

 一つ、『三師会』以外の団体による労働環境交渉の禁止。

 一つ、『三師会』の会長を解任。陛下が、会長を兼任する。

 一つ、勤務医に補助金をつけて報酬を改善する。


 次に、会長の名において、会則改定する。

 一つ、『三師会』に副会長を四人、選挙で選出する。

 一つ、『三師会』の副会長は、西日本、近畿、関東、東日本から選出する。

 一つ、西日本(九州、四国、中国)、近畿、関東、

    東日本(東海、東北、北海道)とする。

 一つ、副会長は、合議で会の運営方針を会長に提案可能。

 一つ、会員費を支払う事。年間、国民総生産の一人当たり金額と等しい。


 これで、『三師会』から会員がいなくなる。開業医の報酬を削減可能だ。

 その代わりに、勤務医の報酬を増額可能だ。

 正確には、『三師会』の会員数は、一割程度になる。


 例えば、ある医師が、クラウドファンディングなどでお金を集める。

 五十万円支払う者が。十人いれば、五百万円になる。

 後の端数は、自分で支払う。

 すると、十人に一人。即ち会員数は、約一割程度になる。

 そこで、非会員の報酬を減額、会員の報酬を増額。

 すると、非会員が、勤務医に転職する事となる、

 結果、勤務医の過剰労働軽減に繋がる。

 更に、会員が甘い汁をすすっている事実を暴露する。

 すると、会員のお金集めが頓挫し、退会する者が続出。

 有名無実化するくらいに会員数を減らせるだろう。


 こんな物だろう。


<END>


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