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3/3

東京

「何だい?この四角いの。」

「電車ですよ。新幹線でもいいですけど、せっかくなら景色を見ていきたいと思って。あと、新幹線で行ったら早く着いて仕事が増えるから。」

「若いやつはもっと働きな。」

「うっ」

これに関しては何も言えない。実際、この人たちが今の日本を作ったんだから。

シャーッ

「扉開きましたね。乗りましょうか。」

僕たちは乗り込み、空いている席を探す。ターボババアは一瞬で席を譲ってもらっていたけど。

(仕方ない。立つか。)

電車。夜中はタクシーで移動し、朝、駅につき、時計を見れば時間は七時半。通勤ラッシュ時だ。乗れるかどうか不安だったけど、何とか乗れた。すると、改札からここへ続く階段から声が聞こえた。

「電車ぁぁぁぁぁー!まってぇぇぇぇぇー!」

JKだろうか。駄目だ、間に合わない。するとそのJKは一直線に僕のいる一両目に向かってきた。が、もう限界まで入っており、こちらに着く前に進路を変え、二両目に走って行った。

「ドアが閉まりますご注意ください。」

ドアが閉まりかけた。が、ドアが何かに当たったのか、もう一度開いた。

(あの子…間に合ったかな。)

て言うか…あの子、めっちゃ可愛くなかった?また会えるかな。いや、無理か。

今日この瞬間僕の恋は始まり、終わった。

「おい!」

「あっ、はい、何ですか?」

はぁ、あの美少女の後にターボババアか。まぁ仕事だから仕方ない。

「水、ちょうだい。」

「はいはい。」

僕は鞄からペットボトルの水を取り出した。

「どうぞ。」

「はい、ありがとう。」

「まもなく、列車が発車いたします。」

電車は僕たちを乗せ動き出した。

                   つづく

ターボババア東京に向かって電車に乗り込む。駆け込み乗車のJKが今後どうなったかは、『現役高校生の描く青春』をご覧ください。では、またいつか!

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