第三回 プロット不足が全体に及ぼす影響
第三回目になります。
今回は全体の流れに言及しようかと思います。
序盤は良かったのですがある時期から気合だけ空回りしてきちんと良い物をかけている自信がなくなっていきました。
違和感を感じそれが大きくなっていきます。
どのあたりから自分が違和感を感じてるかと言いますと、神殿に向かい祈り、また分かれてサブラアイムを目指す下りから少しずつ自分でも「これじゃない」な感じがしました。
キャラを捌ききれずパーティも分けました。
このあたり自分で書いてて面白いか疑問に感じたし話を速くしようとしてるのか時間をかけようとしてるのかも迷いが生じておりました。
他の作品だとキャラの成長にもっと時間をかけます。でも「四十万字程で終わらせる」と言う自分の中の決め事があり、僅かな期間で主人公が巨悪より強くなる話を書く事になり段々無理が生じました。
で修行も本当に強くなってるのか疑問に感じるものでありラストの総決戦も粗い感じがしたと思います。
これらの原因は全て「プロット不足」です。
当初この辺までプロット考えてなかったからです。
プロットが不足していた事をここでカミングアウトします。
自分のうかつさといい加減さが嫌になります。
しかも早く更新しなければならなかった。
そして時間に追われながら何とか形にしていったけど何か……と言う出来になりました。
序盤~前半では一度目の町の戦いでアンドレイとの勝負が一回目のピークなのですがそこからの操縦が上手く行かなかった感じかもしれません。
ここで最大の問題たる「プロット不足」についてご説明します。
僕は新作を書く時とにかく最初十話位に全てを賭けるくらい練ります。
やっぱり一番練るのは一話です。
一話ちょっと長いのですがこれでも削っているつもりです。
私の戦略としては「最初十話程で完全に読者をつかむ、その掴んだ読者を引っ張る」と言うものです。
ちょうどマリーディアが仲間になるところまでの筋は完全に近いくらい練りました。
そこまでなら少し自信はありました。
で鉱山での戦いが次のポイントです。
この作品は鉱山の戦いまでしか綿密なプロットを練っていませんでした。
僕は前作まで少し直感に頼りましたが今作は前作と比べ物にならないほど時間をかけ序盤を練りこみました。
感情移入しやすく入りやすくテンポも良く文も読みやすい感じに。
でここからなのですが、実はこの作品は「鉱山での戦いまでにPVが一定以上行っていなければ打ち切る」と言う決め事があったのです。
で結局PVは下回りました。
今にして思えばここで打ち切りにした方がエネルギーロスにならなかったかもしれません。
でもどうしても途中で打ち切ると信頼が落ちる、と言う恐れがありそこからラストまで書く事にしました。
しかしそれは完全なプロット不足からの出航でした。
その為アイデア不足や粗さ、取ってつけたような感じや急いで焦っている感じが現れ始め、最初「10話くらいまでに完璧に読者を付ける」と言う戦略が崩れ去りました。
さらに毎日きちんと投稿してもPVは上がらずその理由を考えさらに頭がこんがらがりました。
それでいい話が作れるはずありません。
前述したように三十話位まではあらかじめ書いておいてそれを毎日欠かさずアップする手法を取りました。
前作までとは全然違います。
でもすらすら行った三十話までですが、ここでPVが行かず戦略を見失った感じになりました。
おそらくそれが最大の敗因です。
最初十五話位はそれは力が入っていました。「この序盤で勝負が決まる!」と追い込みながら。
ボジャック、ゾゾ、ジェイニー、マリーディアら好感を持てて彼らの良さを引き出すエピソードを徹底的に考えました。
この「序盤の内容の過信」と「PV不振によるその後の戦略ミスが最大根本原因でしょう。




