第二回
第2回も箇条書き形式になります。
・主人公の成長の書き方が印象が弱い。体系的でなく話の中で糸でつながってなく見える。
これは力じゃなく「心」の方で
「前は勝てなかった敵や困難を乗り越えた」
「前は許せなかった人を許せるようになった」
「前より人の気持ちが分かるようになった」
とか具体的で意図的な主人公の段階的精神的成長の過程が今一つはっきりせずぼんやりしてたかも知れません。それは主人公一話の時点でかなり優しく我慢強くたまに勇気もある為、短所と苦手を克服していったり葛藤を乗り越える描写が書きにくくなってしまったかも知れないです。
「前は許せなかった人を」とか、序盤で嫌な人の事も全部水に流しちゃうんで嫉妬や僻みあまりしないからです。最初から最後まででどっからどういう感じに成長していく感じにするべきかもっと考えればよかったです。ある意味人格が自制心だけで言えば完成してしまっているんです。
僕は嫉妬深いです恋愛において。
でも「星獣戦隊ギンガマン」でギンガブルーが好きになった女の先生が結婚する(と勘違いした)時にそれでも嫉妬や辛い気持ちを抑えて「これウエディングドレスです!」と言った場面で「嫉妬しないってすごい」と思い自分が小さく感じました。だからあまり僻みや嫉妬を書けなくなりました。
あと敗北をあまり悔しがらないタイプな事です。
序盤から「スタグラーに苦戦」「マリーディアをさらわれる」「ボジャック達にしっかりしてくれと言われる」など悔しがるシチュエーションは色々あるのですが悔しがり方が少ないんです。
温厚と言えば良いですが。
力の成長に関していえばクラビは最初最弱でアンカーに頼っています。でアンカーを使いこなせてもそれは彼の強さじゃないので、「ダメージプラスで急成長スキル」で強くなります。
アンカーからの脱皮をもう少し書きたかったかも。
・マークレイがあまり魅力的でない。
マークレイがあまり魅力的でないと言う理由の一つに「マリーディアの事が死ぬほど好きなのにクラビに遠慮している為引いている」部分などで、これ恋愛ドラマ等だと友情を壊してでも、わかっててもでも自分の気持ちを、て言う展開が多くて、遠慮してもやっぱり自分の気持ちを正直になる本性みたいな所で対立が生まれるかもと言う気がします。
で「一旦悪い事をして皆に迷惑かけた反省をしている」この設定の為に堂々と自己主張が出来ず皆に遠慮する描写がおおくなって、もっと「自分勝手で周りを振り回す」様な書き方もあったと思いますが皆に迷惑かけた癖に威張ってるよあいつ、的な嫌な印象を読者に与えてしまうのを恐れたのかも知れません。憎まれっ子の書き方があまり上手くないと思いましたね。
ヒロアカの爆豪やドラゴンボールのベジータみたいな人。
ああいういつも怒ってる気難しい人ってどう好かれるように書くのかもっと考えたいです。
・キャラのファッション
これは剣と魔法の世界である事がキャラのファッションに制限をかけてしまい、鎧とかが似合わない人もそれを付けるしかなくあまりにあわなくなってしまった人もいます。
あと剣があまりにあわなくて拳の方が良いと思うキャラもいますね。