創作論です

十八回 キャラがぶれたら分ける

　キャラがぶれる、というのは失敗で良くあります。明るいのに暗いのでどっちか分からなかったり弱音を吐かないと思ってたら吐くとか。

　これらはプロット段階で失敗してるのもあるのですが、実は「キャラの中に二つ以上の人格ができてしまっている」と言う原因と思われます。

　こういう時は一人のキャラを二つに分けます。「明るいのに暗い人」だったら明るい人と暗い人に分けます。一人を二人にします。

　前作で「マークレイ」と言うキャラの造形に悩みました。この人はパワフルなようでやけに色んな事で悩みナイーブです。その為パワフルだけどナイーブな良く分からないキャラになりました。

　練れば練る程。これもキャラに二つ人格が存在してるキャラなので今言っても遅いですが「クールでパワフルで弱みを見せない人」と「ナイーブで悩みながら成長する人に分ければ良かったのです」と気づきました。

　マークレイは悩みました主要メンバーの中で、でも素手で戦うキャラにすれば良かったのと、「悪い事をしたのを反省して二度としない約束を神様にして禊をするまでは弱音を吐かず戦う、また好きな女の子にも照れくさくストレートに愛情を表現できない、感じにし、さらにもう一人ナイーブなキャラを出せばよかったです。